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今回はカラムナリス菌感染症について調べました。
現在ここにいるコリドラスもかなりの緊急事態となってしまいまして、コリドラスパンダとアドルフォイが不慮の死を遂げてしまったあと、アルビノが後をおってしまって、その後アエネウスとアークアタスが明らかに様子がおかしい状況です。パンダとアドルフォイが死ぬ直前には寄生虫ギロダクチルスを他のコリドラスで確認したのですが駆除する直前でこの2匹が死亡しました。因果関係はわかりませんが、パンダはフラフラおよいでいたのでもしかしたらエラの中がやられていたのかもしれません。かもしれません、レベルで推測しています。アルビノはそのあと元気がないので隔離したらそのまま死んでしまいました。
コリドラスは飼育が簡単だといわれますが、方法を間違えるとすぐに病気になるような気がします。すぐにというか、その兆候はあるのでしょうけど気づかないでいるわけでしょうね。
原因は様々ですがここの水槽の場合、「コリ山水」とか調子にのって言っていましたけど、狭い水槽での過密飼育によってコリドラスが病気になる原因を作ってしまったのではないかと推測します。
寄生虫による直接の症状を除いて、具合が悪そうなコリドラスの症状というのは、
まず、餌を食べようとしないっていうのがあって目の前に餌があっても無視というか動かない感じです。
そして、体に砂が付きやすい、ような気がしたんですが、体表に問題がでていたのかもしれない感じです。
もう一つは、背びれに力がなく水流に負けて横になっている感じで、尾びれも少し流れに負けて曲がっているように見えました。普通背びれはヨットのマストみたいにピンとはっています。
外傷みたいなものは見た目わからない感じですが、その様子は完全に病気にみえるわけですけど、これだけの状況で、それがどういった病気なのかっていうのは、専門家でない限りは推測でしかわからないと思うのですが、長年飼育されてそうな方のサイトを見ると、病名まで断言しているんですが、本当にわかるもんですかね。人間であったら医者に行く前に、はい、あなたはインフルエンザです、とかおたふくですとか自分で言い切れないわけですけど、最近では、ネットでは色々な情報が入手できるわけで、コリドラスについても大体の様子からどのような病気か大体の察しがつくこともあるようですが、餌を食べない、砂が体につく、背びれが寝ている、っていうそれだけの情報だと簡単に判断できないような気もします。
しかし、それでもなんとかしなければならないですから、どれかのケースに当てはめて対応していくようかなと思っています。しかし人間の病気も風邪だけでないですから、コリドラスの病気も2つや3つだけじゃないでしょうね。しかし大体これだろう、この方法ならいくつかの病原菌に対して共通して対応できるかな、ってことでやるしかない状況かと思います。
コリドラスの病気として、広く知られているというか、情報が沢山あるものがありまして、「コリドラス 病気」とか簡単に検索すると「カラムナリス」とか、「エロモナス」なっていう言葉が沢山でてくるわけなんですけど、これだけ広くいわれているということは、ただのうわさってわけでなく、理由があるのだと思います。
コリドラスに特化していませんが、日本動物薬品株式会社、ニチドウですね、そこのサイトを確認するとわかりやすくそのカラムナリスとかエロモナスというものが原因の病気・症状について説明があります。カラムナリス菌は尾ぐされ病・口ぐされ病の原因とか、細菌性皮膚炎はエロモナス菌によるものとかいろいろあるんですけど、それを見てもコリドラスが具合がわるそうにしているだけではどの病気というか、何が原因か素人の私にはわからないわけです。
まずは、カラムナリスってことなんですけど、東京大学農学部の方が1968年に発表した研究総説を見ましたが、ちょっと古すぎますかね、その冒頭にあるんですけど、
「カラムナリス病は粘液細菌カラムナリス(Columnaris)の感染によって起る淡水魚の疾病の一般的な呼称であるという感じで説明しています。最初はアメリカの試験場で発見されて1922年に報告されたってことです。
温水魚、冷水魚を問わず、非常に多くの淡水魚にカラムナリス病が認められており、感受性の差はあっても淡水魚であれば恐らく全ての種類のものが罹病可能と思われる。」「感受性については、一般的にナマズのようないわゆる無鱗魚の方が罹り易い」、って記載がありますが、やはりコリドラスのかかりやすい病気なんですね。
カラムナリス病については日本では古くからニジマスの被害があったってことですけど、そういえばニジマスはアメリカから来ましたね、その後、コイや養殖ウナギ、アユなどの感染が問題となって研究されるようになったということです。
同じ文献によると、カラムナリスの感染は普通、鰭や体表面から始まるってことですけど、「病原菌は上皮組織にもみられるが、結合組織(上皮組織と筋組織を埋める中間の組織ですね)の中に最も多く存在し、多くの場合、明らかに表皮の傷口から真皮(表皮の内側ですね)や筋肉に侵入し、真皮に達した菌はそこで急速に増殖、結合組織を通してあらゆる方向に拡がる、ということです。なので、カラムナリス病っていうのは魚の表面だけですむものじゃないってことですね。
「鱗のある魚は鱗の下に最も多くの菌が集まり、やがて真皮は崩壊して鱗が脱落する。」「真皮の毛細血管は充血し、やがて壁が破れて組織間隙(組織の隙間ですね)に出血する」、ということですが、その後の研究において傷がなくても感染するっていうことが分かったそうです。
ということは、外見は普通でも感染していることがあるってことですね。また、病原性の強い菌に感染した魚では多くの場合あまり顕著な症状がみられないうちに死亡するのに対し、病原性の弱い菌による場合は病巣が鰓や体表全面に拡がり、皮下出血などの激しい症状を呈するにもかかわらず中々死亡しないことが多い」、なってことも言っていますが、これだと、ああ、これはカラムナリスだね、とか判断でないような気がしますね。
また、「カラムナリス病において、病原菌の鰓への感染は魚の致死原因としてもかなり重視されている」、ってことですが、たまにフラフラ泳いでいるコリドラスはこのせいかもしれませんね。ただ、ギロダクチルスやダ口ロギルスといった扁形動物系の寄生虫もエラに寄生することがあるようですので、どちらが原因かはよほど慣れた方なら判断つくのかもしれませんが、普通は細菌検査などしないとわからないと思います。
「水温20℃位から流行し始め、温度の上昇に伴って激化する」、ともあります。「カラムナリス病は米国やカナダで別名夏病(summer disease)とも呼ばれているように夏を中心、とする水温の比較的高い時期に流行し、15℃以下の水温では殆んど流行しないが、水温が20℃を越えると激化する」とあります。
カラムナリス菌は環境水(水槽でいえば飼育水ですね)を介して強い伝染力を発揮するので、水温だけでなく、酸素等の溶存物質や競合する他の種類の細菌の量などにおいても感染の成立やその後の体表面での菌の増殖に大きな影響を及ぼすものと考えられる」、ってことなんですけど、水流があると感染が広がるって言うのは、理解できますね。この例としては、流水槽にドジョウを蓄養していると殆んどの場、2~4週間のうちにカラムナリス病が発生し、一度発生すれば大低100%死亡するが、止水槽に蓄養した場合には殆んど発病することがない、なって書いてありますが、そうであればここの水槽内についても、水流があると余計に感染しやすいってことになりますが、地上で言えば空気感染もするよってことなんでしょうか。そう考えるとなんとなくわかるような気がします。
「ドジョウ15℃以上の流水槽に蓄養していると殆んどの場合カラムナリス病が発生するが、予めテトラサイクリンなどの抗生物質の薬浴を施したものでは発生しない」「このことは多くのドジョウが不顕感染(ふけんかんせんっていうのはコロナに感染したけど症状がでていないって感じのやつでしょうか)の状態でカラムナリスを身体の何処かに保菌していることを示すものと思われる」、ってことですけど、もしかしたらコリドラスも通常カラムナリスを持っているものもいるかもしれないですね。可能性の話ですが。
「ドジョウの蓄養ではテトラサイクリンの10ppm溶液に24時間薬浴すると発病を防ぐことができ、さらにかなり症状の進んだ罹病魚も治癒する」、ってことですが、抗生物質で予防と治療が可能ということですね。
さて、ここからが問題なんですけど、
「カラムナリス菌は0~0.5%の塩水でよく発育すると言われており」というのがネットで複数いわれていますが、言われているというのは誰が言っているのか、本当なのかって話ですなんですけど、
チャームのサイトでは「カラムナリス菌は塩分に弱いため予防のためにも0.5パーセント塩水浴が効果的です」と記載していますね。専門の企業ですから根拠があっての記載だと思いますが、他に検証結果みたいのはないか探してみるんですけど、静岡県水産海洋技術研究所浜名湖分場のサイトでは「発育可能温度は5~35℃、至適温度は27~28℃、塩分濃度0.5%でもよく発育するが、2%では発育しない。」っていっていますが、この記述の参考文献ってことで、先ほど紹介した東京大学農学部の1968年に発表した研究総説の若林さんの文献があげられています。これはチャームのサイトの記述と反対というか、かみ合わない内容ですね。方や塩分に弱いから0.5パーセントで塩浴がいいというが、いやいや、0.5パーセントだとよく発育する、ってことなんですけど、困惑しますね。
一般社団法人全日本愛鱗会っていう団体があって、錦鯉の研究などをやっているようなんですが、そのサイトでは、「尾腐れの原因であるカラムナリスは、塩に弱いので塩浴の方法が特に効果的です。」って書いてありますが、今度は塩水浴を肯定していて「塩水でよく発育する」みたいなことはいっていないですね。
岐阜県水産研究所の報告によると、アユカケの事例では、カラムナリス症の予防を目的として塩水浴が定期的に実施されているということですが、カジカ・アマゴ・ニジマスなど複数の魚種で、カラムナリス症の発生後に塩水浴をすると、むしろ死亡個体数が増加することが経験的に知られている、っていう報告書みたいなものもありました。これを単純に読み取ると魚種によって感染の度合いに差異があるということになりますかね。とっても難しいですね。
いずみ動物病院というところのサイトがあって土佐錦魚って読むんですかね、それの通販もやっているようなんですが、そこには、カラムナリス菌は塩に弱いので塩水浴(0.5~0.8%)も薬浴と併用すると良い、みたいなことが書いてあります。
United Pharmacies (HK) Ltd.という会社が運営している「ペットのお薬屋さん」というサイトでは、初期の頃であれば0.5%の塩浴のみで治癒させることも可能ですが、効果が認められない場合や症状が進行している場合には、カラムナリス菌に感受性のある抗菌剤を使用した薬浴を行ない、容態を観察します。と書いてありました。
というわけで、はっきり言ってどっちだかわからなかったです。ただ、慌てて0.5パーセント塩水浴を始めてしまいました。
こうなるとどちらの原因でも共通して有効な薬浴をしたいってことになりますが、以前の動画でも何回か触れていますが、今巷に薬が無い状況なわけなんですけど、ダメ元で近所のホームセンターに、割と慌てていってみたわけですが、なんとよさそうな物があったんです。うれのこっていたですかね。さっそく薬浴にはいるわけなんですが、次回の動画でエロモナス菌についてのリサーチを報告しますので、続きの様子はその動画に含めたいと思います。
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