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私の本業ど真ん中である住宅設計「新築一戸建てvol.12」のお話しです。
【物件データ】
所在地:兵庫県西宮市
延床面積:36.65坪(121.17㎡)
敷地面積:38.60坪(127.61㎡)
建ぺい率:60%
容積率:200%
今回の動画は、「敷地面積約36坪に、フルフル詰め込んだ家(2階建て)」です。
フルフルの内容→「駐車スペース2台、外部収納、玄関手洗い、KDL26帖、SOHO・吹き抜け、書斎(5.2帖)、子供部屋x2(5.2帖、5.8帖)、主寝室(10帖)、トイレx2、洗面風呂、屋内収納多数」
どうですか!
このフルスペック!
なかなかの神設計だったのでは?と自画自賛しております。
間取り設計のポイントは、2階に水廻り(洗面室、浴室)を持っていくこと。
外部の設計においては、駐車スペース2台を確保するために建物雁行を大きくとること(もちろんファサードデザインを整えつつ)。
外観はいつもの押村デザイン、メデトリニアンの鳳凰変形型で格好よく。
前面道路までタイトタイトなスペースでしたが、ビンテージレンガ、ガレージ土間洗い出し、オリーブの樹、造作門柱(宅配BOX付き)と、外観コンセプトの「メイクノスタルジー」を描いております。
広めに設定した玄関には、定番のベネチアンモザイクタイル(シチスのジニア)と前面総ミラー張りのシューズキャビネット、ホールには造作の手洗い(平田タイルのアクアピア)があり、そこに合わせたのはHAYのストラップミラーです。
横には可動式の5段収納を設けています。
ホールから入る書斎は、階段下を利用した収納とクロークを設けた立派な居室です。
このクロークの横壁、その裏側は駐車配置場の一つからアクセス出来る外部収納となっていて、スノータイヤやキャンプギアなどの収納に便利です。
収納計画では、納戸のような大部屋や使えない屋根裏なんかより、小さくとも完成された居室が無駄なく複数設計された家の方が快適ですよ。
ホールのもう一つのドアを開けるとKDLです。
ダイニングにはアクタスのレン ダイニングテーブル(2.2m x 1.0m オーク)。
ソフトグレーとソフトレッドのYチェアを合わせました。
REN DINING TABLE www.actus-interior.com/produc...
壁面にはポラダのジオロミラーです。
この存在感満点のミラーは、円形を歪めたような形状で、他に類を見ない存在感を放ちます。
美しいインテリアとしてだけでなく、映し出された照明によって明るさ感が増すことも素敵な効果です。
私は1階の壁面に大きなミラーを吊りたいがために、吹き抜けを設計することもあるぐらいです。
GIOLO MIRROR www.actus-interior.com/produc...
オリジナルのアイランドキッチンには美しいシャンデリアを入れております。
トーヨーキッチンのクランカートリプルリングで華やかに。
TOYO KITCHEN STYLE store.toyokitchen.co.jp/item/...
2階へ上がっていきます。
そうすると5帖程の吹き抜けがあり、廊下と絡めて設計しているので10帖クラスの空間が広がります。
寝室3部屋があるフロアなので、もちろんシーズンクローク(お布団などの収納、いわゆる押入れですね)を廊下に設けています。
このお家の設計ポイントでもある「2階に水廻り」。
洗面脱衣室(約4帖)にW1,200の洗面化粧台・リネン庫・乾太くん・トイレ+浴室(1618)の構成です。
お風呂は、いつものユニットバスと浴室全体の断熱仕様です。
壁面には、今はなきオンダガタライトブラウン。
浴室の壁面に白はチープになりますし、黒は石鹸やシャンプーが跳ね・カルキ跡が残ったりしますので、私は絶対に選びません(特に光沢はダメ!)。
ところで皆さんは「お風呂掃除」をどのようにされていますか?
間違ったお手入れ方法で、逆に劣化してしまった浴室を拝見することがあります。
そこで、「10年後もキレイが続く浴室掃除テク」を披露します。
①できるだけ入浴する度に水を全体にかける(冷やす)
②柔らかいスポンジで洗う(最後は水で流して冷やす)
③入浴後は換気モードを1〜2時間かける(乾燥モードにはしない)
④朝起きたらドアを開けておく
以上、簡単ですね。
実際に私が約10年使っているお風呂は、新品同様のキレイを保っております。
敷地36坪にガレージ2台、4LDK(26帖)の2階建て。
条件だけ見ると、確かにハードルは高いです。
しかし、PP分離(プライベートとパブリックを分離)を行うことで希望の暮らしが叶い、非常に暮らしやすくなりました。
今回のお家は固定観念に囚われず、2階(ベッドルーム)に水回りを持っていくなど、ライフスタイルを少し変化させると、大いなる快適を生むことがあるという好事例です。
皆さんの参考になれば幸いです。
【新築住宅への想い、中古戸建て・マンションのリノベーションに関して】
私は新築戸建ての設計や建築を主としています。
理由は美しい街を創りたいたいから。
美しい街は資産価値と、それを守る住人の意識を生みます。
街や住人の意識や価値を一変させる思想で、メイクノスタルジーと命名しております。
日々楽しんで苦しんで命を削る思いで設計を繰り返し、
私の描いた設計図面があんなに大きくスケールアップしたお家に建ち上がる。
感動で心が震えます。
だからリフォームやリノベーションに興味があまりなかったんです。
ただ、知人や関係者からたっての要望があると見てみぬふりができず。
私が関わることで一人でも幸せな方が増えるのなら、という想いです。
マンションであれば一旦スケルトンにしてのフルリノベーションが、設計の醍醐味(暮らしの激変)を感じられます。
また、間取り制作や照明計画、外構工事、クロス選び、バックセット(カップボード)施工、玄関タイル等、部分的なリフォームもほぼ手掛けません。
リフォームでも、建築施工が絡む内容には設計が必要となります。
図面を起こしますと、コンセント・スイッチ・照明計画等の電気配線図の制作も重要なポイントとなります。
照明・電気計画が入りますと、「何を、どう照らすのか」といったインテリア計画(クロス、床材、天井材、家具、カーテン等)が本来必要となります。
図面を描いて、お客様が依頼されている工務店が着工しても「この図面通りには(技術力の差で)出来ません」というやり取りが始まってしまう。
そのような過去のほぼ全ての経験から、住宅の全ては連動した一気通貫の中で計画されるべき、という考えに至りました。
戸建てリノベーションを手掛けない理由として。
いわゆる「暮らしが変わらないリフォーム」しか出来ないことがほとんどだから。
抜けない構造材や、壁の中が想定外の造りになっているなど、表面上は綺麗にできるが暮らしは変わらない。
何より、元々の設計者の意図や意志が入ったお家(設計)にメスを入れるだけの修正作業は非常に苦しいですね。
手前勝手ではございますがご容赦いただけますと幸いです。
私はこの仕事に誇りをもっているので、昨今目にする機会が多い「志の無い」設計士に嘆いています。
しかしながら、そこに向き合うお客様が、より良く打ち合わせが進むようにも願っています。
そこで、ハウスメーカー(設計士)とお客様、双方の視点で解決策はないものかと考察しました。
自由設計!なんでも出来ます!何度でも図面作成OK!‥等々
私には「クレームから全力で逃げたい(だけ)」に見えます。
住宅業界の責任逃れ体質。
設計士の意識改革。
お客様の心構え。
私なりに様々な視点から、原因と対策を提案します。
照明計画でお伝えしたいこと。
それは、住宅の原案設計者にしか分からない意図があるということ。
様々な照明器具や建築化照明がありますが、本来の目的や意図と反して使用することもあります。
照明計画だけを別の設計士に依頼するのはナンセンスです。
照明と親和性を高めるべき項目にインテリアの計画があります。
住宅は奇をてらわず、シンプルに造ってインテリアで美しくまとめることが大切です。
暮らしの質はインテリアで左右され、人生を変える力もありますので、一度きりの真剣勝負で挑んでいただきたい。
根本的にインテリアの良し悪しは、住宅設計で決まります。
コーディネーターではなく、設計士の力量にかかっているということ。
インテリア、外構、全ては原案設計者が一気通貫でプランニングしないと良くなりません。
美しさも居心地もメンテナンス性も、全ては設計力です。
【チャプター】
00:00 告知
00:47 イントロ
01:08 オープニング
02:02 今回の出会いについて
05:27 お客様のご要望について
10:27 外観・玄関のご紹介
17:00 2Fのご紹介
24:37 2F水廻りのご紹介
35:26 1F KDL SOHO/ダイニングのご紹介
40:45 1F KDL リビングのご紹介
45:17 1F KDL キッチンのご紹介
51:08 希望の住宅を実現する為の考え方
53:49 押村の近況報告
@tomoyaoshimura1993