JR東日本・東海道本線などで運行される特急列車『踊り子』は昨年3月のダイヤ改正にてE257系電車2000番台での運行が始まりましたが、本年3月13日のダイヤ改正をもって従来の車両からの置き換えが完了し、『踊り子』の全列車がE257系での運行となりました。
これに伴いJR東海管内を経由して伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺駅まで乗り入れるため、新たに5両編成の2500番台が登場しました。元・千葉支社房総エリア用の500番台が種車となっており、2000番台（元・中央本線用の0番台）と連結した14両編成での運行も行われています。
ダイヤ改正に合わせ、このE257系を使用する特急列車『湘南』が3月15日より運行を開始しました。前週まで運行されていた東海道本線の通勤ライナー列車に代わるもので、ライナー列車と同様に平日朝の上り方向・夕方の下り方向のみの運行となっています。
なお『踊り子』は高崎線・中央本線・常磐線の特急列車で採用されている「新たな着席サービス」（自由席は廃止・座席未指定券あり）が今回のダイヤ改正に合わせて導入され、特急料金が前述3線のものと同額に改定されており、『湘南』についても同様のサービスとなっています。
また伊豆箱根鉄道駿豆線に特急料金制度が新設されました。ただし駿豆線は交通系ICカードが利用できないため「えきねっとチケットレスサービス」等で直通利用するときは注意が必要です。
《撮影日》2021.3.14～15