現在のインドにあたるほとんどの地域を影響下においたイギリス東インド会社。
この東インド会社の躍進は、イギリスがアジアへの支配を広げるきっかけとなり、その後の世界の歴史にも多大な影響を与えることになりました。
今回はなぜ一企業でしかなかった東インド会社が遠く離れたインドを支配するにまで至ったのか、その流れを見ていきます。
#インド #イギリス #世界史
【用語集】
・最初に東インド会社に独占許可を与えた王様…エリザベス1世
・インド産のコットン製品…キャラコ
・インドにおけるイギリスの主な拠点…マドラス、カルカッタ、ボンベイ
・インドにおけるフランスの主な拠点…ポンディシェリ、シャンデルナゴル
・イギリスとフランスが敵対関係にあった戦争の総称…第2次百年戦争
・インドの南の方で3度にわたって起きた戦争…カーナティック戦争
・インドの東の方で起きた戦争…プラッシーの戦い
・インド東部で野心を持っている人物…ミール・ジャアファル
・イギリス人が介入したインド東部の名前…ベンガル
・1764年に起きたインド人勢力とイギリス東インド会社との戦争…ブクサールの戦い
・市民からお金を集める権利…ディーワーニー
・税金を効率的に集める仕組み…ザミンダーリー制、ライヤットワーリー制
・東インド会社が現地で雇ったインド人兵士…セポイ
・貿易はやりたい人が自由に行うべきだという考え…自由貿易主義
・アヘン戦争時代に中国にあった国の名前…清
・1857年に始まったインド人による反乱…インド大反乱（セポイの乱）
・最初にインドの皇帝となったイギリスの王様…ヴィクトリア女王
【参考文献】
浜渦 哲雄『イギリス東インド会社 - 軍隊・官僚・総督』, 中央公論新社, 2009
羽田 正『興亡の世界史15 東インド会社とアジアの海』, 講談社, 2007
安川 隆司『アダム・スミスと東インド会社』, 東京経大学会誌, 2005