これはホース2本タイプです。燃料キャップの中にあるエア抜きのゴムが不良です。3本出ているタイプもありますが、そのうちの1本のホースの先端の中にエア抜きのゴムがあります。エア抜きのゴム同士がくっついてタンク内と外気の循環ができなくなるとキャブレターに強い圧力でガソリンが送られるため、キャブレターからガソリンが漏れることが多いです。エンジンの中に入り込んで、クランクまでガソリンが入り込んでいるものもあります。こうなるとまったくかかりません。リコイルスターターを引くたび、プラグが濡れ続けます。ガソリンの膨張する力は強いです。劣化しているタンクだと膨張して割れてしまいます。あと、逆に全く燃料タンクが流れないということも起こります。夜になると冷えた時に逆にタンクが収縮します。このようなことが繰り返されるとキャブレター内部のポンプダイヤフラム、メタリングダイヤフラムに変形が起こります。これでさらに不調になります。