この部品が働かないとエンジンをかけた瞬間、回転がいきなり上がりまったくコントロールできないです。
この部品はクランクと常に繋がっていますので、いつも回っています。
プラスチックのギヤの中に金属の部品があります。
回転が上がると遠心力がかかり、開いて突起した部分が飛び出してくる仕組みです。
エンジンの外のアームに繋がっていて、キャブレターのスロットルバルブに繋がっています。
これは回転が上がるとアクセルを「開かないように」します。
逆にエンジンに負荷がかかると、回転は落ち、突起した部分は凹みますので、エンジンの回転は上がります。
ガバナ調整はエンジンの外側のアームの根元で調整しますが、全く直らない場合は、エンジン内部のこの部分に問題があります。
エンジンオイルをろくに変えていないもの、圧縮が落ちてクランクにガスが入り込んだもの、クランクまで水が入り込んだものなどは、この部品が上手く動作しません。