1941年生まれの安藤忠雄が、35歳から37歳の作品
・住吉の長屋
1976年 大阪市住吉区
安藤忠雄の初期の代表的住宅建築
三軒長屋の真ん中の1軒を切り取り、建物の中央の1/3を中庭とした鉄筋コンクリート造の狭小住宅。
厳しい条件の中で、通風や採光を確保し、機能性や便利さを犠牲にしてまでも、生活の質を究極にまで突き詰めた、安藤の渾身の作である。日本建築学会賞を受賞。
・帝塚山タワープラザ
1977年 大阪市住吉区
地下と1階は店舗、2階と3階はメゾネット式の共同住宅となっている建物。
それぞれの住戸がタワー状になっていて、デッキで連結されている。
コンクリート打ちっ放しの外壁は、現在は全面に塗装がされている。
・ローズガーデン
1977年 兵庫県神戸市中央区
商業店舗ビル。地下1階 地上3階、延べ床面積933平方メートル。
異人館通りの神戸の街に溶け込む、レンガの壁、切妻屋根の天窓などがデザインに取り入れられている。
緩やかな傾斜地に建ち、中庭と、半屋外の通路が巡っている。
・北野アレイ
1977年 兵庫県神戸市中央区
ローズガーデンの近くの、異人館通りの旗竿敷地に建つ事務所兼店舗建築。
外壁が全面的にコンクリート打ち放しになっており、床面や塀などの外構部分にレンガタイルを採用している。
２つの四角い建物がずれた位置に配置され、それぞれを半円系のコアが繋ないでいる。
・甲東アレイ
1978年 兵庫県 西宮市
甲東園駅の近くに建つ、低層の商業ビル。三方が道路の面しており、シンメトリーな外観デザインになっている。
コンクリート打ちっ放しの外壁は、現在は補修のために全面に塗装がされている。
・夙川サニーガーデン
1978年 兵庫県西宮市
夙川と阪急甲陽線が交わる河川敷に面した土地に建っている商業ビル。
帝塚山タワープラザのように４棟の建物で構成され、それぞれを渡り廊下でつなぐ形状をしている。コンクリート打ちっ放しの外壁はけ姿を残している。
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朗読には、「音読さん」を用いています。
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