[Guitar Repair] Yamaha SG-175 Refretting, Missing Binding
国産ビンテージギター、ヤマハSG-175の修理の様子です。
0:00フレット抜き取り、指板修正
9:46バインディング欠け修理
15:03フレット打ち込み、すり合わせ
24:21ナット交換
かなり使い込まれ改造もされている個体です。フレットはすり減っておりお客様のご要望でJescarステンレスフレットへ交換しました。元のフレットが古いタイプで食い込み部分が大きくフレット溝の補修には時間がかかります。
指板サイドのバインディングが欠けているところは部分的にバインディング材を貼り付け、形を整えてから塗装をして色味を合わせます。
その後、指板の平面研磨をしてフレットを打ち込みます。バインディングがありますのでフレットのタング(足)はあらかじめ両サイドを切り落としています(動画が撮れていなかったので抜けています)。
フレットサイドの切り落とし、エッジ処理をしてすり合わせします。ステンレスフレットは研磨傷が残りやすいので横方向に研磨してスムーズに仕上げます。
フレットの高さに合わせてナットを牛骨で製作します。弦の通る位置を罫書いて溝をつけます。ゲージを使い大まかな深さに切ってから微調整して仕上げます。
そのほか、導電塗料シールディング処理、PU・アッセンブリー交換も行い作業完了です。
静岡県南伊豆町のギター工房：ヴォイジャーギターズ　 / voyagerguitars