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槙尾川に開口する支谷をせき止めて築造されたダム式のため池。尾根を隔てて東に谷山池、西に梨本池と、ほぼ同規模・同形の池が並んでいる。
谷山池は面積6.3ha、貯水量14万t。用水を槙尾川へ流し、6ヶ所の井堰から取水することによって、池田下町から府中町の農地を潤していく。鎌倉時代初期に東大寺再建や狭山池改修に尽力したことで知られる俊乗坊重源が築造したという伝承が残るが、近年、平安時代初期に和泉国司によって築造されたという見解も示されている。
梨本池は面積6.8ha、貯水量15万t。松尾寺文書(府指定文化財)によれば、鎌倉時代の承元年間(1207~1211)に、箕田村(現、鍛治屋町、浦田町、万町)の耕地開発のために築造されたことがわかる。