「ハイヒール脱ぎ捨てて」ZARD（#ZARD）
作詞 ： 坂井泉水
作曲 ： 栗林誠一郎
※Fake Liveバージョン
1995年3月10日にリリースされたアルバム「forever you」に収録されました。
栗林誠一郎氏の哀愁感あふれるサウンドにZARDの特徴である過去の恋愛、葛藤、青春の瑞々しい描写をのせて、非常にシングルっぽい曲に仕上がっています。
恋愛の光と影両面を描くという部分はこの曲でも随所に見られ、どこか物悲しさ、切なさを感じさせます。
「ハイヒール脱ぎ捨てて」というタイトルには本当の自分、素のままの自分というものが強く意識されています。
同じアルバム曲の「Forever you」でもあるように、日本の音楽シーンのトップまで駆け上がったZARDという存在に対して周囲の変化があまりに大きく、坂井さん自身も不安や葛藤を感じていたところがあるのではないかと思います。
「本当の自分は何も変わっていない」「今のままの自分でいいんだ」といったことを常に自分へ言い聞かせながら全盛期を過ごしていたのかもしれません。
曲中に出てくる「白いTシャツ ブルージーンズ」というワードに坂井さん以外の女性をあまりイメージ出来ないのはZARDファンだからでしょうか。
坂井さん自身も思い入れのある曲とのことですが、ファン投票でも上位に入り人気のある一曲です。
Liveで披露されることはありませんでしたが、実際に演奏すればきっと映える曲だったのではないかと思います。