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なりわい復活に向けた第一歩です。
地震で甚大な被害を受けた輪島港で海女漁が再開、待望の素潜り漁が始まりました。
12日午前6時過ぎの輪島港。浮きを抱えた海女たちが集まってきました。
海女 門木奈津希さん:
「ちょっと緊張もするし、行きたいのは山々。みんなちょっとさわさわしてますね」
海女:
「恐ろしいのが半分、商売したいのが半分で本当に複雑な気持ち」
本来なら海女漁の解禁は7月1日。しかし輪島港は地震で海底が最大2メートル隆起し、船が出せない状態でした。その後、ようやく海底の土砂を取り除く作業が進み、船が沖に出られるようになったのです。12日はおよそ120人の海女が船に乗って出港し午前7時から素潜り漁を行いました。
しかし、いざ潜ってみると海の中の様子は地震前とは違っていたようです。
海女 濱谷美恵さん:
「モズクが生えている場所に違う海藻が生えていたりとか見たことがない海藻が場所をとっている。粘土質の泥みたいなものが岩の上にかぶっていたりした」
このため今シーズンは、手探り状態。当面はモズクだけ1人15キロの上限が設けられました。それでも港に戻った海女たちは漁に出られる喜びをかみしめていました。
濱谷美恵さん:
「みんなうれしかったんじゃないですかね。きゃっきゃきゃっきゃ聞こえていたので」
海女 門木奈津希さん:
「とりあえず入れただけでもうれしかったよね。第一歩」
12日の朝に水揚げされたモズクは早ければ明日13日にも県内のスーパーなどに並びます。一方で、アワビやサザエの漁は再開のめどが立っておらず本格的な海女漁復活にはまだ時間がかかりそうです。