Holoeyesの事業紹介（日本語）
　医療において、医用画像は近年, 診断の根拠としてその中心的存在となってきました。しかしX線CTやMRIなどの画像診断装置は、３次元的データが取得できるにもかかわらず,その結果を二次元的なディスプレイで表示するのが一般的です。
　しかし, 複雑な人体の立体構造を, 二次元画面上で空間的に理解することは容易でなく,長い経験と訓練を経て, 患者個別のあらゆる病態を, 即時に理解できなければなりません。 Holoeyesは,　長年培われてきた医師の知見と, 最先端のデジタル技術を融合させ, この課題を解決します.
　Holoeyesは、患者個別の診断用画像データを、標準的な平面画像から、三次元空間にわずか5分で変換する, クラウドサービスを提供しています。それをウェアラブルなゴーグルを利用し, 没入感のあるバーチャル空間に再現します。これにより医師は, 治療目標となる臓器と 周辺の解剖構造を、立体空間的に理解する能力をアシストします。
Holoeyesの技術は, 医用画像の可視化技術に, VR, AR, extended realityなどの空間computing技術を組み合わせた, 革新的な医療データサービスで国内外で複数の特許を取得しています.
　Holoeyesが提供する医療用画像処理ソフトウェア「Holoeyes MD」は、 疾病診断用プログラム「管理医療機器 汎用 画像診断装置ワークステーション用プログラム」です. 画像診断装置で得られた画像情報をコンピュータ処理し、診療のために提供します。画像データを三次画像処理し、仮想内視鏡等を表示する機能のほか, 画像データが有する画素値や位置情報を用いた, 基本的な距離計測機能があり, 患者環境で使用できます.
　また、 Holoeyesの包括的なサービスには、複数の医師によるバーチャル会議システムや、研修医や学生向けのモバイル教育システムが含まれています。
　Metaverse空間を利用した, 遠隔地とのグローバル会議も可能です.
医師同士による専門性の高いカンファレンスや、外科修練、教育、患者説明に利用されています。 医療者同士のコミュニケーションを促進し、患者理解を深め, 医療サービスを向上します。
　さらに外科修練において, 外科医の手の動きを音声解説と共に, 空間的に時系列で記録できるシステムを利用し, 手技の動きそのものを, あとから空間的に追体験することができます。この動きのデータをクラウドに蓄積していけば, 熟練技術を体系化し, 効率的な治療計画と技術伝承の改善に繋げることも期待できます.
　Holoeyesのソリューションは全世界で多数の医学学会賞を受賞し、
医学学術論文が英語40件以上、日本語100件以上が公開済みです。
文部科学省や経済産業省, NEDOなどによる研究助成にも多数採択され、
アジア各国、中東をはじめグローバルに事業展開をしています。
　Holoeyesは医療の暗黙知を形式知化し, 高度な医療技術を持続的に継承させ,より安全で効率的な, 患者個別の最適医療を目指しています。
holoeyes.jp