(2023/4/30再アップロード)
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この動画では、HRMについて解説します。
▼目次
0:00 自己紹介
0:12 経営資源
0:33 HRM
1:04 タレントマネジメント
1:29 ダイバーシティマネジメント
1:54 HRTech
3:23 e-ラーニングとアダプティブラーニング
4:01 試験ではこう出る！（まとめ）
4:23 令和3年春期　問26 過去問題
▼内容
今回の動画では、「HRM」について解説するよ。
企業がライバルとの競争に勝つためには、経営資源が必要だ。
「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」は4大経営資源といって、経営を維持するために特に重要な財産といえる。
経営資源のうちの1つ、「ヒト」を効率的に管理しよう！という考え方が、今回解説するHRMだ。
HRM
HRMの正式名称は、Human Resource Managment。
4大経営資源の中で、「ヒト」だけは他の経営資源と大きく異なる点がある。
それは、人は教育を行うことで価値を高めることができる点だ。
HRMでは、適切な人材を採用し、適切な部署に配置し、適切な教育を行うことで、「ヒト」という経営資源の価値を高める手法なんだ。
タレントマネジメント
HRMと似た意味の言葉に、タレントマネジメントがある。
タレントマネジメントとは、「ヒト」の能力や経験に着目して、経営資源として活用することだ。
タレントとは、才能や能力という意味。
タレントマネジメントは、その人の能力やスキル、経験などに着目して、採用や育成を行うんだ。
ダイバーシティマネジメント
HRMの施策の1つに、ダイバーシティマネジメントがある。
ダイバーシティマネジメントは、性別、年齢、国籍、人種、宗教、価値観など、「ヒト」の持つさまざまな多様性（ダイバーシティ）を受け入れて、さまざまな人材を活用することで、生産性の向上につなげようという考え方だ。
HRTech
HRMに欠かせない手法が、HRTechだ。
HRTechはHuman ResourceとTechnologyを組み合わせた造語。
HRTechとは、人事にテクノロジを活用する手法だ。
HRTechで活用するテクノロジの具体例には、AIやIoTがある。
AIは人工知能のこと。
また、IoTは「モノのインターネット」ともいわれる。
IoTは、家電や車などの「モノ」がインターネットとつながって、モノ同士が直接やりとりをすることだ。
言うなればHRTechは「ヒト」の採用や育成、評価などに、AIやIoTなどのテクノロジの力を利用するということだね。
現代は、働き方改革の実現に向けて、多様な働き方を選べるようになってきた。
インターネットを利用して場所や時間にとらわれずに働くテレワークをする人も増えている。
そうした状況から、企業としては、勤怠や労務管理、人事評価などを行うのに、HRTechは欠かせない手法なんだ。
ここで、HRTechに似ている言葉も紹介しておくよ。
まず、FinTech。FinTechは、金融にテクノロジを活用する手法だ。
FinTechの例としては、キャッシュレス決済や家計簿アプリなどがある。
また、EdTechは、教育にテクノロジを活用する手法だ。
e-ラーニングとアダプティブラーニング
ここで先ほど紹介したEdTechに関連した用語として、e-ラーニングとアダプティブラーニングも紹介しておこう。
e-ラーニングは、パソコンやインターネットなどのITを利用した学習方法のことだ。この動画も、e-ラーニングの一つだね。
また、アダプティブラーニングは、一人一人の学習進度にあわせて、最適なコンテンツを提供する手法だ。
生徒全員が同じスピードで授業を受けるのではなく、一人一人の理解度にあわせて学習を進めるから、無理なく学ぶことができるんだ。
試験ではこう出る！
・ダイバーシティマネジメントとは、多様性（ダイバーシティ）を受け入れて生産性を向上させること
・HRTechとは、人事にテクノロジを活用する手法
・アダプティブラーニングとは、一人一人の学習進度に合わせて、最適なコンテンツを提供する手法
過去問題
企業の人事機能の向上や、働き方改革を実現することなどを目的として、人事評価や人材採用などの人事関連業務に、AIやIoTといったITを活用する手法を表す用語として、最も適切なものはどれか。
ア．e-ラーニング
イ．FinTech
ウ．HRTech
エ．コンピテンシ
人事にITを活用する手法はHRTechだったね。よって、ウが正解だ。不正解選択肢も見ておこう。
アのe-ラーニングは、ITを利用した学習方法のことだね。
イのFinTechは金融とITを組み合わせた手法だった。
エのコンピテンシは高い業績をあげる人に共通した行動特性のことだ。成果を上げる人の行動特性を知ることで、人材の採用や評価につなげる考え方だ。
以上が「HRM」の解説だよ。お疲れ様でした！
▼著者紹介　
・高橋 京介
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・Udemy：link.it-pass.jp/udemy
・問題集アプリ：app.it-pass.jp/
・著書
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