Рет қаралды 321,530
近畿大学がウナギの完全養殖に成功したと発表しました。手ごろな価格で食卓に並ぶ日はくるのでしょうか。
大阪・福島区のウナギ店「炭焼鰻寝床 福島店」。店内には香ばしいタレの香りが広がります。炭火で焼き上げた絶品のウナギを求めて…。
(客)「すごくおいしいです」
(客)「香ばしい香りが幸せになりますね」
その味にみなさんご満悦の一方で…。
(客)「食べるのは年に2~3回かなと思います。高いからですよね」
ウナギの価格は稚魚の不漁や物価高などの影響で年々高騰していて、大阪市のスーパーのウナギの蒲焼きは今年9月は100g1368円で、10年前の2倍以上になっています(総務省小売物価統計調査より)。
そんな中で私たちの家計を救うかもしれないニュースが飛び込んできました。
(近畿大学水産研究所 田中秀樹教授 10月26日)「ニホンウナギの完全養殖という段階に達しました。これは大学としては世界初」
近畿大学が10月26日、大学としては世界で初めてウナギの完全養殖に成功した、と発表したのです。
近畿大学といえば2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功。今では「近大マグロ」のブランドで様々な飲食店で提供されるなど商品化されています。他にも高級魚のクエと同じハタ科のタマカイを掛け合わせた「クエタマ」は、味はクエですが、早く大きく成長するため高級魚の味を安く提供できるといいます。
様々な魚で成功してきた近畿大学ですが、ウナギの完全養殖にとりかかったのは約50年前。しかし実現には至りませんでした。そんな中で2015年に発表したのがウナギ味のナマズです。淡白な味のナマズのエサを改良して味をウナギに近づけたもので「ウナギの味を安く堪能できる!」と注目されました。
(食べた人)「ウナギと言って出されたらそう思い込んでしまうように思います」
しかしやっぱりウナギが食べたい!一度は頓挫したウナギ完全養殖への道。それを再開へと導いたのが2018年から近畿大学に勤めている水産研究所の田中秀樹教授の存在です。実は田中教授は2010年に世界で初めてウナギの完全養殖に成功したキーマン。当時MBSでもその快挙を取材していました。
しかし実用化には遠く、当時はまだスタートラインの段階でした。2019年に近畿大学での研究が再開。今年7月、養殖で卵から育てたウナギの精子と卵を使った人工授精に成功し、ウナギの仔魚がふ化しました。大学としては初めてウナギの完全養殖に成功したのです。
一方で気になるのは私たちが食べられるのはいつ?ということですが…。
(近畿大学水産研究所 田中秀樹教授)「現時点では具体的にめどは立っておりません。シラスウナギまで作るコスト、それからシラスウナギの生産可能な数がまだまだ天然とは比べ物にならない段階でありますので、まだ商業的に成り立つというような段階ではありません」
▼MBS NEWS HP
www.mbs.jp/news/
▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
kzfaq.info?s...
#ウナギ #完全養殖 #近畿大学 #高騰 #ナマズ #MBSニュース #毎日放送