雲海に浮かぶ「天空の城」で有名になった兵庫県の竹田城。写真で一躍有名になった後、観光客や写真マニアたちが押し寄せました。雲海は気温差の激しい早朝に出ることが多く、未明から入城するカメラマンが多かったそうです。400年前に廃城/放棄されたままだった竹田城には安全対策設備がなく、ゆるくなっていた石垣に人が乗って崩落したり、薄暗い石垣から転落する人も出るようになりました。そこで竹田城は一時入城禁止となり、必要な安全対策と整備が行われたあと再公開されました。 大和郡山城は竹田城のような奥深い山中ではなく、人が多い市街地の中にあります。歴史的遺跡の保護と同時に市民や観光客の安全も考慮しなければなりません。県や国ならともかく、一地方都市が主催したプロジェクトとしては最大限努力した方ではないでしょうか。 現代の人工物が目立ち、見た目は良くないかもしれませんが許してあげてください。