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【動画概要】
別府市鉄輪温泉では、長く「貸間」という文化が根付いていました。湯治をするお客様に家のひとまを貸すのが「貸間」で、心身を治癒するために温泉を求めた見知らぬ客人と共に暮らすおおらかさが、鉄輪温泉にはありました。
昭和15年の創業のみゆき屋に、昭和42年に嫁いできた一美さんがいます。湯治客で溢れかえった鉄輪で女将修業をし、せわしく生きてきた日々。50年以上も彼女が見てきた鉄輪の歴史と、湯治の役割について語ってくれています。
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「湯とひとと」シリーズに込めた想い
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今日、観光旅行の一部となってしまった「温泉」。
その観光旅行自体も、新型コロナの影響で非常に苦しい、新たな局面を迎えようとしています。
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温泉は、いにしえの時代から人々が心身の養生や免疫力向上のために行う、
「湯治」という文化の主役を担ってきました。
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日本の温泉は療養の観点でおおまかに10の泉質に分類されていますが、
実際にはすべての湯の持つ成分はそれぞれ個性に満ちており、
同じお湯など存在しないと言えます。
温度や味、色、香り、肌ざわりは千差万別、それぞれの持つ心身にもたらしてくれる役割も異なるわけです。
無限に存在するその湯は季節や時間によって刻々とその味わいを変化させて楽しませてくれる、といったことを
今日どれほどの日本人が知っているでしょうか?
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温泉に浸かることで、
体を温めてくれ、本来自分が持つ免疫力を整え、
そして整うのは、体ばかりか心までリセットされていくことを実感しているでしょうか?
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そして、
かつての湯治場に存在したのは、温泉だけではありません。
互いにバックグラウンドの異なる人たちが湯治をしに集まり、
そこで一緒に地元の食材を使って自炊をしたり、共に食べたり、
暖かな会話と関係構築がなされていました。
その関係があったからこそ、
また来年もここに戻ってきたいと思える愛着が生まれました。
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これは、今の私たちの時代にこそ最も必要なことかもしれません。
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そんな温泉や湯治文化の裏側には、
いつもそれを支える人たちがいました。
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温泉の「湯」の質にとことんこだわり続ける「湯守」という方たち。
そして、訪れてくるお客様に少しでも快適な滞在をしてもらいたいと願う「女将」たち、
地域の湯治文化を守り続ける方たち。
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そんな「湯」とそれにまつわる「ひと」たちの
想いを9本のシリーズ動画にしました。
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おんせん県おおいたから日本全国へ。
そうした湯とひとが、私たちにくれるもの。
少しでも多くの方に、この想いと、湯のありがたさが届くよう、願っています。
価値観を変える温泉を。
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【出演者】
旅館みゆき屋 女将 伊東一美氏
【ロケ温泉地】
みゆき屋(ナトリウム−塩化物泉| 低張性 高温泉 | 弱酸性 |源泉温度99.5度)
miyukiya.net/#modal_2
【モデル協力】
小島雅子様
小島弥恵様
【写真提供】
別府の歴史愛好家・絵葉書収集家 小野弘氏(客馬車写真は、別府市北浜通りの風景、明治時代の写真ですがイメージとして採用させていただきました)
旅館みゆき屋
【企画・プロデュース】
湯治ぐらし 代表 菅野静
toji-joshi.com
【プロジェクトマネジメント・スタッフ】
DIVE GOOD代表 園田亮
【ロゴデザイン】
橋本沙和
【ディレクション・撮影・編集】
岡本裕志
hiroshi-okamoto.com
【主催】
大分県観光政策課
www.pref.oita.jp/soshiki/14180/
【事業主体・監修】
特定非営利活動法人 別府温泉地球博物館
www.beppumuseum.jp/index.html
※撮影:2020年11月
※撮影では特別にタオルを着用して入浴しております。
※表示している温泉泉質名は、各施設に掲示もしくは施設ウェブページに記載された温泉分析表をもとに表示しております。