〇山を選ぶ
夏の暑い時期に島根・広島最高峰の恐羅漢山に登ろうと思っていたが、あっという間に暑い時期を過ぎてしまった。だけど登りたいなという思いは持ったままだったので行くことにした。
家族たちもだいぶ山登り慣れしてきたし、最近はインドアの嫁が「運動のため」と山登りに意欲的になってきたのだ。これは願ってもないこと、長女と次男も一緒に行くことにした。
〇駐車場
恐羅漢山は人気の山ではあるのだが、近くの深入山に比べると人が少ない。やはり国道からそれなりに奥に入っていくからだろうか。
恐羅漢山スキー場の駐車場は広く、このシーズンであれば満車になることもないだろう。今日はなかなか多くの人が訪れており、到着した10時には数十台は駐車してあった。
〇夏焼峠まで
今日は森林のほう、夏焼コースから歩くことにする。キャンプ場のほうから北へ、なだらかな道が続き、自然林がきれいで気持ちいい。
いくつか沢を渡ると、少しずつ傾斜がついてくる。30分ほど歩けば夏焼峠に到着する。
ここからは砥石郷山への分岐が分かれるが、もちろん恐羅漢山方面に行く。ここから少々登りが急になるので子供たちはブーイング。
〇尾根道
しかしその登りもひと段落するとなだらかな尾根道になる。道幅は広く、きれいに整備されており、快適に歩くことができる。
後半になると少々登りが出てくるが、急登というほどのものではない。今までに比べると長い登山時間に不満をこぼす家族を励ましつつ先へ進む。巨大な朽ち木の見ごたえのある景色が次々に現れる。
登りもひと段落し、なだらかな道になると、ここはもう山頂エリアだ。明るい空を見ながら歩くのが心地よい。左手に立山コースの分岐を見て、左側に台所原の分岐を見ると頂上はすぐそこだ。
この辺までくると、グズッていた子供たちも元気になって足早に頂上を目指して足が速くなる。
〇山頂
開けた場所にでてくると恐羅漢山1346mの頂上だ。さっそく岩に登り景色を堪能する。深入山や十方山など、この界隈の山々が大迫力だ。
〇山メシ
本日の山メシは家族のリクエストの焼肉だ。ちょっとだけいい肉をちょっとだけ。やはり屋外でじゅー！の音と香りは最高だ。
子どもたちはパンや缶詰やだんごなど、めいめい好きなものを食べるところ、親の山メシはトマトリゾットだ。ホールトマトにブイヨンとニンニク、ローリエを加えて煮込み、ごはんを混ぜてチーズをのせて、はい出来上がり。今日も美味しくいただいた。
〇下山
下山は立山ルートを行く。岩の多い急な下りは子供達には少々怖かったようで、しっかりと手伝ってゆっくりと下山した。
後半はゲレンデだ。正面に開けた視界から見る景色がすごい。景色を見ながらジグザグに下っていくが、時々ある溝に家族みんなではまってしまって、意外に難儀したコースだった。
下のほうから「きゃー」と声がする。どうやらZIPラインのようだ。近ずくと十数人が代わる代わるラインで滑空している。やってみたかったが、要予約そして今シーズンは今日までの開設だそうで、次年度に持ち越しだ。でも子どもたちはバンジートランポリンでご満悦。楽しく誘導してくださったスタッフの方に感謝。
今回は休憩込みで4時間の登山時間になった。家族にとっては少々ハードなコースだったようで、途中グズッたものの最後までへこたれず歩き通してくれた。登る前は浮かない顔をしていたのだけど、登り終わった後はみんな達成感と充実感でいい顔をしていてよかった。
【BGM】
Maple Leaves written by えすにっく・かわひろ
dova-s.jp/bgm/...
イルミネーション written by Ryo Lion
dova-s.jp/bgm/...
妖精の贈り歌 written by くれっぷ
dova-s.jp/bgm/...
精霊が棲まう森 written by 蒲鉾さちこ
dova-s.jp/bgm/...
【chapter】
0:00
1:19 駐車場～登山口
2:24 夏焼峠
4:00 山頂
4:21 山メシ
6:10 下山