「きっと忘れない」ZARD（#ZARD）
作詞 ： 坂井泉水
作曲 ： 織田哲郎
※Fake Liveバージョン
1993年11月3日にZARD10枚目のシングルとしてリリースされました。
シングル「負けないで」を発表、アルバム「揺れる想い」が年間セールス1位（アーティスト別年間セールスも1位）となり、まさしくZARDの年となったこの年最後にリリースされた1曲です。
飛ぶ鳥を落とすような勢いのまま、この曲もオリコン1位、80万枚を超える大ヒットとなりました。
作曲は織田哲郎氏。この頃の織田氏にはどこかヒットの方程式を持っているような凄みがあり、「きっと忘れない」も緩急の使い方や盛り上げ方が絶妙な非常に完成度の高い曲となりました。
同氏とのコンビでは翌年以降も数多くの名曲が発売されますが、4thシングル「眠れない夜を抱いて」から続いてきたZARDの方向性も、この時点で行き着くところまで行き着いてしまったような印象すらあります。
曲中「空の彼方へと悲しみ吹き飛ばせ」という歌詞がありますが、これまでのZARDではあまり無いような強い表現となっています。
強い言葉に曲が耐えうる状態になってきたことと、坂井さん自身もZARDにはっきりと自信を持てる状態になってきたのかもしれません。
ファンの間で意見は分かれると思いますが、最もZARDっぽいナンバーとして、この曲を挙げる方もいるのではないでしょうか。
Being全盛だった同時代の中で、初期ZARDを象徴するような一曲となりました。