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ミルク玉が合体し塊になって落下するしくみを考えよう。水は大きな表面張力を持つが、ミルクはその50%程度、サラダ油は40%程度しか持っていない[2]。ミルクは「重い」ので、ゆっくりと落ちるが、表面張力によって球体(玉)になっている。その玉は油層から水相へ出る(落ちる)際に、下半分(半球)あたりに極めて薄い油の相(薄膜)を作る。これが界面張力のネットとして働き、ミルクの玉はなかなか下の水中に落ちない。落ちるには、ある程度大きくなって重力を効果的に受ける必要がある。そのため、近くに同じ位の大きさのミルクの玉があると、それらは結合して重量は2倍、実質的な表面積は2倍より減少する。つまり2つのミルクの玉は合体した方が落下しやすいことになる。これは、3つ、4つ、5つ---と合体していくメカニズムを推測させる。