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<演奏年代>
1968 01:03
1977 02:51
1980 06:45
1984 11:10
1986 18:49
1991 23:56
1996 30:10
2001 37:12
2006 39:15
2009 44:46
2010 51:59
2015 54:50
2021 58:53
レオ・ヌッチ(Leo Nucci)ほど長く太いキャリアを送っている歌手も珍しいかもしれません。
しかし彼の声をどう定義するかは非常に難しいところで、
【ヴェルディバリトン】と定義する場合、決まって「声が軽い」、
「テノールがバリトンをやってるだけ」などと言うアンチがいる。
後はレパートリーがイタリア物に限られることや、ズリ上げるような歌い方を多用することも、彼の歌唱を評価しない方の意見に見られる傾向です。
しかし、来年で80歳を迎える歌手が、骨董品としてではなく、若い歌手に負けない歌唱で未だにリゴレット役を歌っているという現実を前に、そのような批判は全く意味を持たない。私はそう考えています。
とは言え、確かに若い頃の歌唱を今聞き返してみると、無理にバリトンの声を作っているように聴こえる時期がない訳ではないし、
道化師の「トニオのプロローグ」なんかはテノール歌手が歌っているようにも聞こえます。
なので、そもそも彼をバリトンと定義することが間違っているいるのではなか?と思えてきました。
女声には、メゾソプラノとソプラノの間の声を表す言葉として「ツヴィッシェンファハ(Zwischenfach )」というものがあります。
なので、彼の場合はバリテノール(Baritenor)とするのが正しいのかもしれません。
因みにこの言葉は造語ではなく、一応定義として存在しています。
参考までにBaritenorについてのWiki(英語版)
en.wikipedia.org/wiki/Baritenor
個人的な意見を書くと
彼がバリトンの声になったのは60歳を過ぎてからかなと思っています。
2000年代~2015年頃までが、バリトンといみ意味では全盛期ではないかと思うのですが、皆様の考えるヌッチの全盛期はいつでしょう?
よかったら意見を聞かせてください。
それにしても、
彼はなぜこれほど声を長い間、ほとんど衰えることなく維持できているのでしょうか?
歌唱フォームを見ていて思うのは、兎に角下顎が歌っている時殆ど動かない。
普通なら子音を発音する時に上下してしまいますので、本当にわずかですが、喉や口腔の空間が狭くなってしまうものなのですが、ヌッチはそれが殆どないので、どの音域、発音でも音質が変わらず、結果として喉にも負荷が掛からないのではないかなと推測しています。
投稿者HP
seigaku-hyoron.info/