初めまして! 拙い動画ですが、そのように言っていたでけると励みになります。今後ともよろしくお願いします。

ご指摘のとおりデジタル機は構造上フィルム機に比べて奥行方向の寸法がどうしても大きくなっています。その差はほんの数ミリであるにも関わらず見た目の印象がだいぶ変わるので、このことは最初のデジタル機M8が登場した当初からライカユーザーに指摘されていたことでした。特に動画機能を搭載したTyp240では放熱の関係からかボディがだいぶ厚くなってしまいました。 そこで次のM10ではマウント面をボディ前面から微妙に飛び出させる、同様に背面の液晶や操作部を飛び出させたほか、内部の機器の配置にもに工夫したことで、トップカバーの厚さはフィルム機と同じになり、見た目の印象も実寸もほぼフィルム機のM7と同じなりました。おかげでM10はスッキリしたデザインになり、販売も好調であったため、次のM11でも基本的にM10のデザインを踏襲しています。 時代もテクノロジーもまるで違っているのに、70年前の製品と全く同じ見た目を要求されるという、他のメーカーにはないライカ開発陣の苦労が偲ばれます。