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南海トラフ地震は、今後高い確率で発生すると予想され、関東から四国や九州の広範囲にわたり最大で震度6弱~7の激しい揺れと10mを超える巨大な津波が発生するとされています。南海トラフ地震対策は待ったなしであり、観測空白域を解消するべくN-netの整備が開始されました。
整備開始に際し、機器設計等を検討するために具体的なケーブルのルートを決める必要があります。最初に机上でケーブルのルートを選定しますが、実際にそのルートで観測機器やケーブルを長期間安定して設置が可能かどうかは詳細な海底情報が必要です。そのため、設置予定海域において海洋調査を実施して詳細な海底地形や底質といった情報を入手し、長期間システムを安定して運用できるようにルート案を策定しました。
観測点はなるべく空間的に均一になるように配置し、陸上局は宮崎県串間市と高知県室戸市に設けています。このように2か所で陸揚げすることにより、もしケーブルが切断されても、それぞれの陸上局から切断場所までのデータ伝送経路が確保されます。
このルート案に基づいて、現在すでに陸上局の工事を行っており、今後も着実にN-netの整備を進めてまいります。
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