七飯町から南幌町へ「カフェ移転物語」地域の人々の手を借りながら作り上げた古民家カフェに多くの人が訪れる (23/10/28

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北海道ニュースUHB

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9 ай бұрын

北海道南部の七飯町。
 小高い住宅街にひっそりと佇む「465cafe」。
 オーナーの釣谷周平さんは接客とドリンクを担当。
 妻のひろみさんがキッチンを担当します。
 小さな店は、常に予約でいっぱい。
 人気は月替わりのパフェ。
 プリンやアイスなどすべてが手作りです。
 「座っているときの落ち着きやすさ。真っ白とかじゃなくて、ふっと力が抜けるような色合い。席の配置。お客さんが全部見えないようにこだわって」(釣谷 周平さん) 
 大き目の窓から見える四季折々の景色。
 狭い店内でもお客さんの目線をあわせないように席を工夫し、自分だけの時間を過ごしてもらおうと配慮しています。
 「2人の醸し出す雰囲気もすごくよくて居心地がいい」(常連客)
 しかし、5年間続けてきたカフェはこの日が最終日。
 「終わりました。ここからまた第2グラウンド」(周平さん)
 「始まるぞー」(釣谷 ひろみさん)
 経営が順調だったにも関わらず、二人は遠く離れた南幌町に移転することを決めたのです。
 「カフェで生きてはいけたけど、そこを少し減らして、自分たちの食べるものを作れるようになったり、お金以外の面での暮らしを確立したいというのがあった」(ひとみさん)
 「21、2歳の時に漠然と古民家カフェをやりたいというのがあった。たまたま知り合いに紹介されて、門構えとそれにつながる縁側というのが目に入ってきたときにすごくいいなと思った」(周平さん)
 釣谷さん夫婦が見つけたのは、築75年を超えた古民家でした。
 「前の方が住んでいたものが全部ある状態で、『処分するなり、活用することでどうですか』と言われた(金額が)が自分たちの手に届く範囲だった」(周平さん)
 移転の準備は2年前から始まりました。
 「トトロのお父さんのシーンだよ。立て付け悪いなって」(周平さん)
 友人たちの協力を得てリフォームしていきます。
 「布団なんて何組あったんだろう。大きい車に詰め込むだけ詰め込んで、それでも間に合わない」(周平さん)
 「棚を開けるたびにぎっちりいろんなモノがあった。ごみ袋代にすごい貢献したな。いくら買ったんだろう。南幌町のごみ袋」(ひろみさん)
 不用品の処分だけでなんと半年もかかりました。
 「この板がたわんでいるので、少なくとも腐ってはいない」(友人 池上 智也さん)
 老朽化が進み床の水平も保てなくなっていました。
 床下に潜りジャッキをつけます。
 古民家は10年ほど空き家でした。
 「鳥の巣やらネズミの巣やらよくわからないものがどんと落ちてくる。ちょっと想像もしなかった展開」(周平さん)
 南幌町では新たな出会いもありました。
 向かいの家で、農機具などの販売をしている駒・守さんと真由美さんの夫婦です。
「本当に親身になってくれて、重機を持ってくれて手伝ってくれる」(周平さん)
 「駒さんたちが外のことをやってくれて、中では自分たちのやれることをやる。みんなで協力している感が楽しかったな」(ひろみさん)
 「本当に駒さんがいなかったらできなかったです」(周平さん)
 季節は巡り、1年が経ちました。
 「自分とカフェの空間。癒しに集中みたいな環境を作りたい。『今度あっちの席に座りたい』とか。そんな店づくりをしたい」(周平さん)
 コンセプトは古民家の良さを生かしつつ、七飯町のカフェの名残も残すことでした。
 「建具自体も70年前に作られたので、だんだんゆがんできていて、僕らが合わせないといけない」(周平さん)
 「人生の教訓のようですね」(ひろみさん)
 この日作ったのは2人用の席。
 
 壁紙は七飯町のカフェでも使っていたような、くすんだ色合いのものにしました。
 和室のガラス扉を再利用し古民家の雰囲気も残しています。
 「カフェ半分、畑半分の構想があり、すごい合った場所。それがやりたかった」(周平さん)
 「(七飯町で)カフェに重点を置いたら、全然畑ができなくて。自分のやりたい方向とは少し違っていて、軌道を戻そうと」(ひろみさん)
 「ブルベリーで前の所有者が植えていたみたいです。めっちゃうまいんです」 (周平さん)
 「ケーキに使おう」(ひろみさん)
 カフェで提供する料理やスイーツは、すべてひろみさんの手作りです。
 「好きな飲食店の料理教室に通ったくらいで、そういう修業はなかった。なるべく余計なものをいれないのがこだわりかも」(ひろみさん)
 「うまい」(周平さん)
 オープンまで2週間を切りました。
 「最近、朝起きるとメニューのことを考えて起きてしまう。だんだん緊張してきて、毎日緊張してる。多分向いていないんだと思います。カフェの仕事が」(ひろみさん)
 
 ひろみさんがメニュー作りに集中する一方、周平さんは席の配置を考えます。
 「古い建具を使って、こういう風にして席と席の間を仕切る電気が入るのがオシャレ」(周平さん)
 「(Q席数は増える?)多少1.5倍くらい。あとは自分たちがどれだけ回せるのか」(周平さん)
 部屋の中心を大きく開けることでお客さんを分散させ、目線が合わないように配慮。
 これまでの予約制を止めて、先着順にすることも決めました。
 お店の名前は「465cafe」から「一尺五寸」に。
 「(Qロゴを考えたのは?)私です。かみ合っていくみたいな。人も物もかみ合っていって回っていけばいい」(周平さん)
 「僕ら2人だったら絶対に無理だった」(周平さん)
 2023年8月、オープンの日を迎えました。
 30度を超える真夏日でしたが、エアコンの設置が間に合いませんでした。
 すると…
 「どうも」(駒さん)
 向かいに住む駒 守さんと真由美さんの夫婦が、農業用のサーキュレーターを持ってきてくれました。
 ありがとうございます!
 「僕らが行き届かないところを見てくれていて、『これ必要でしょ』って。助かります」(周平さん)
 営業開始の1時間前からお客さんが次々と集まってきます。
 「これはちょっと想像以上です。どうしましょう」(周平さん)
 「花の農家をしていて、挨拶に来ていただいたときにチラシをいただいて。すごいオシャレで感激しました」(客)
 「私たちの年代だとおばあちゃんの家みたいで、ほっとする。モダンなのと、今の時代と融合している」(客)

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@user-yy2xx7mj4b
@user-yy2xx7mj4b 9 ай бұрын
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