自分でも後で見返した時、なぜなのか理解できない理由で怒っていることがある。
周りからみたら理解できないどころか、自分でさえわからない。
些細なことから、怒るような内容じゃないこと
それでも自分も周りも見えなくなってしまう。
それが恋なのか
その方向を出来れば怒りに向けたくないものだけれど
未熟な僕にはこの気持ちの伝えかたが他にわからなかったんだ。
そしてそれは君も同じだったみたいで
僕には君の怒っている意味がわからないことばかりだった。
そんな幼稚で未熟な僕たちの
馬鹿馬鹿しい喧嘩は何度も行われて
何度も何度も繰り返すうちに当たり前になって
数が数えられなくなったところで
その当たり前も出来なくなってしまった。
毎回仲直りしていたから？
それでも許してくれたから？
それでも許せたから？
些細なことだから？
相手の未熟さに怒っていた僕たちは
自分の未熟さに目を瞑りすぎていた。
必要な当たり前と
不必要な当たり前があることに気が付かずに
好きという言葉や
愛情の裏返しで許されるものにも限界があったんだ。
愛情は裏返すものでも、見返りを求めるものでもなくて
ちゃんと言葉を返して
二人で困難を跳ね返して
一度立ち止まって振り返って
そうやって表も裏も知っていくことだったんだ。
自分の愛情を見返した時に、その愚かさと過ちに気がついてももう遅い。
今残るのは、自分への怒りだけだ。
それも簡単に理解できる
至極真っ当な理由の。
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