けさ8時過ぎ、りんかい線大井町駅と大崎駅間のトンネルで車両故障が発生し、乗客321人がおよそ2時間トンネル内の車両に閉じ込められました。この影響で、りんかい線は5時間にわたり運転を見合わせました。
　東京臨海高速鉄道によりますとけさ8時過ぎ、大井町駅と大崎駅間のトンネルで川越行きの電車が停止信号で止まったまま動かなくなりました。故障した車両は、およそ2時間後、別の車両と連結して大井町駅までけん引されました。
　故障した車両がホームに到着したとき、窓口には非常に長い列ができていました。利用者は「（電気が）3回くらい消えてもう一回電源入れようとして発車の準備をしようとしていたけど結局動かなかった」や「出張でこっちに来ててちょっとびっくりしています」と話していました。故障した車両の乗客321人はおよそ2時間にわたって車内に閉じ込められ、そのうち女性1人が体調不良を訴えて病院に運ばれたということです。この影響で、りんかい線は大崎駅から新木場駅間の上下線で午後1時過ぎまで運転を見合わせ、およそ4万6000人に影響が出ました。東京臨海高速鉄道は故障した車両を点検し原因究明を急いでいます。
　一方、JR東北線と高崎線でも、運行管理システムの異常でおよそ50分間、運転を見合わせました。