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#山葡萄の籠バッグ
・表面の保護は、殆ど一回やれば済んでしまうだろう、それ以降も続ける目的は「重ね合わせ部分の内側に出来るだけロウをすりこんでいく」事にある。木蝋の塊を直接擦り付けると、ロウがカドのたった部材の端に引っかかって山盛り状態になる、それを爪の先で合わせ目の内部へ内部へと押し込んで行くのだ。その後、以前やったように縦横斜め方向にバッグ自体を動かして、一層ロウが馴染むように・奥へ入り込むようにイメージ、それによりしなりが生まれ、応力がかかっても全体に無理なく分散する=ダンパーのように「強靭化」する。
・基本的には、オモテ面のみにロウを塗ると思うが、裏側も同様にできた場合には、柔軟性が一層増すようである。「必須」ではないが「推奨」といったところか。
・一連の作業は、結構力が要る。連続的に実施するとなれば尚更で、「世の全ての男性は、全ての女性より力が強い(そして脂っぽい)」とは言わないが、伝統的に「男性の手脂で擦ると良い」と言われて来た理由は、「1。男性の方が脂っこく、分泌物も多く出る」のと、「2。単純に、強めの圧を加えながら擦る必要がある」為なのだろう。