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2022/10/18-20
今年もやってきた尾瀬歩きの季節。昨年は例年よりも早い初雪に降られて、紅葉と雪、秋と冬が同居する見事な風景を見ることができた。どうやら今年は紅葉が遅いらしい。人の少ない静かでもの寂しげな尾瀬も好きだけど、紅葉が迎えてくれるかもしれないと思うと、ちょっと気分が上がる。尾瀬横断2022、それは私史上最高の尾瀬歩きになった。
00:00 opening
00:31 桧枝岐村出発
02:21 尾瀬沼周辺
09:35 白砂峠
17:04 見晴
[ ブナ平 ]
ますや旅館でお弁当を持たせてもらって、朝一番のバスに乗り込んだ。
途中途中でお客さんが乗ってきて、平日だけど意外といるなと思ったが、広い尾瀬の中に入ってしまえば、きっと安定のひとり歩きだ。
バスはどんどん標高を上げて、ブナ平と呼ばれる広大なブナの原生林が見下ろせる場所へ。今まで茶色いブナ平しか見たことがなかったので、黄色やオレンジ色が残った風景は新鮮だった。それは朝日に照らされて一層綺麗に見えた。
[ 懐かしい場所 ]
沼山峠で降りた方たちを見送ってから、ゆっくりとスタート。歩き方も体力も一年前より成長しているから、自分のペースで快適に行けている実感がある。霜の降りた木道を滑らないように気を付けながら、朝の静かで冷たい空気、葉や土の匂いを感じながら歩く。「ああ、戻ってきたなあ…」そんな懐かしくて嬉しい感覚。
[ 尾瀬沼 ]
高い木々が生い茂る沼山峠の登りを抜けると、パッと視界が開けて、広い青空、黄色い草原が私を迎えてくれた。大きく息を吸って深呼吸。気持ちがいい。気温は3℃ほど。日差しがあるのですこしポカポカして歩きやすい。
ヘリの音が聞こえたのでそちらを見ると、何やら荷物をくっつけて、尾瀬沼の畔近くに下りていく。そして新しい荷物と付け替えて、森の奥へ姿を消した。歩荷やヘリで荷物を運んでくれる人たちがいるから、私たちは快適に、そして安全に山歩きを楽しめるのだと思う。
[ お弁当 ]
体力は余裕だが少し小腹が空いたので、エネルギー補給。沼尻でお弁当を広げた。白米の上に卵焼き、お魚の甘露煮、ウィンナー、お漬物などが乗っていた。百名山の燧ヶ岳を眺めながら3分の1くらい食べてほっと一息つく。昨日の夜はシンプルに塩で焼き魚だったが、それが甘くてほろほろの甘露煮になると、また違った美味しさがあった。残りは見晴に着いてから。
[ 白砂峠 ]
岩と苔とモミジの紅葉が見事なこの峠が好きだ。白砂峠という名前でしっかり覚えたのは本当にここ最近のことで、それまでは「岩モミジの道」なんて自分の中で呼んでいた。まだ木にはたくさんの葉っぱが残っていて、それが風で舞い散る様はとても綺麗だ。ついつい長居してしまう。
ここでまたちょこっと標高を上げて、後は見晴に向けて緩やかに下っていく。
[ 最高の紅葉 ]
白砂峠を越えてから先は熊笹が増えて、道も少し細くなる。左側に山並みが見えるトラバースする感じの道や、まるで獣道のようなところもあって、この辺りを「熊の道」と勝手に名付けている。尾瀬で熊を見たことはないけれど、きっと夜になれば歩きやすく整備された人の道を使う野生動物たちもいるだろう。そんな「熊の道」を抜けたところで、赤やオレンジ、黄色の見事なグラデーションで燃える様な葉をたくさん風に揺らしている立派な木を見つけた。今日一の紅葉だ!日差しを浴びて輝く姿がとても美しかった。
[ 弥四郎小屋 ]
10月下旬に尾瀬の小屋群は全て閉まる。毎回私が来るときは開いている小屋の方が少なくて、今回第二長蔵小屋が開いているのを初めて見た。ひのえまた小屋と弥四郎小屋は安定してやっている感じがする。弥四郎小屋の前で尾瀬ヶ原、至仏山を眺めながら残りのお弁当を食べた。
13時に受付を済ませてお部屋へ。本館2階、階段を上がってすぐの部屋で、鍵もかかるし日当たり抜群。コロナ対策として一人でも必然的に個室で、+3,000円取られるけれど、安心だしプライベートを確保できると思えば、まあまあ。さっそく布団だけ敷いてから散歩に出かけた。
[ 散歩 ]
身軽になって歩き回るのは結構楽しい。あっち行ったりこっち行ったりしながら他の小屋の様子見をしたり、初めて開いているのを見た第二長蔵小屋の売店にも入ったりしてみたけれど、面白かった。周りに誰もいないのを念入りに確認してティンホイッスルを吹いてみたりもした。何とも言えない開放感。その後は、持参のお酒でまったり。だんだん気温が下がってきているのを感じながら、お湯割りで焼酎をグイっとやるのがたまらない。
[ バトルスタート! ]
部屋の日当たりが抜群でポカポカという最高の空間だったことが原因だと思う。
結構な数のカメムシとバトルすることになって、これ、夜安心して眠れるのか私!という不安に駆られながらとにかく死に物狂いで処理した。刺激厳禁な虫だからものすごく神経を使って、処理した数、実に10匹以上。基本的にどんな虫でも冷静に対処できる自信はあるが、さすがにこの数は心が折れかけた。1日でこんなにもたくさんと戦闘したのは初めてだった。大自然の中なので当然と言えば当然。郷に入ってはなんとやら。結果的に無事に過ごせたので良し。
[ 明日に備えて ]
激しい戦闘の後、お風呂に入って17時半からは夕飯。一人で来ている人が私以外に3人ほどと、数人のグループが4つくらい。雪が降っていた昨年よりは多いかなという感じだった。山小屋と言えばカレーやハンバーグが鉄板。弥四郎小屋の見慣れた夕食にちょっとほっこりした感情が湧く。美味しかった。
歯磨きをして部屋に戻って、荷物整理や明日のスケジュールの確認をしながら早めの就寝。と言っても、スマホの電波が小屋ではちゃんと立つので、しばらく布団の中でぬくぬくしながらホッカイロとスマホを交互に握りしめていた。顔を出していると鼻が冷たくなるので、布団にしっかりもぐる。こういう時、インナーシュラフ(インナーシーツ)があると便利だ。保温効果もあるし、衛生面でもちょっと安心できる。なんだかんだ結構活躍の機会が多い。
そんなこんなで、いつの間にか寝落ちした。
…… 3日目に続く ……
■Equipment
Hat:Medere Trek Cap/halo commodity
Outer:Snaefell Women's Jacket/66°NORTH
Thermal:Ignis Down Parka/mont-bell
Middle:R2 jacket/patagonia
Base:L/S FlashDry Crew/The North Face
Pants:Verb Thermal Pant/The North Face
Wrist gaiter:Antarctica Wrist Gaiter/Yetina
Glove:WARM STRETCH TREK GLOVE/MILLET
Neck gaiter:Antarctica merino neck gaiter/Yetina
Backpack:Ducan Spine 28-35 Women/MAMMUT
Sakosh:Nuts Pack mini/RawLow Mountain Works
Shoes:KAHA GTX/HOKA ONEONE
Watch:PRO TREK Smart WSD-F30-BU/CASIO
■Music
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