2023/3/2
約2年ぶりの陣馬高尾縦走。登山や観光で気軽に来られる人気のお山だけに、晴れた休日はそうとうな人出。平日の今回は、ひとり静かに、たっぷりと自然に浸ることができた。
00:00 opening
00:39 高尾駅
05:07 陣馬山
11:49 景信山
16:42 小仏山
陣馬高尾と言えば都心からのアクセスがよく、トレランをする方たちの定番スポットで、登山者や観光客含め、とにかく人が多い山域という印象を抱いていたが、平日はその限りではなかった。高尾駅から同じバスで陣馬高原下まで運ばれた方たちともすぐにバラバラとなり、鳥の声や木の葉の音、風の匂いに癒される、最高のひとり歩きが始まった。約2年振りの陣馬高尾縦走。15km以上歩けるこのルートはトレーニングにはもってこい。七ツ石山で初めてのテント泊をした際に出会った、お山の大先輩方が実際に使っていると言っていた。私も真似したいと思って今回の縦走という訳だ。新調したスマートウォッチのテストも兼ねて。
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昨年から、貴重な山友と呼べる人たちと一緒に山に登る機会が幾度かあり、それはどれもとても楽しい思い出。体力があるわけでもなく、かなり遅い歩みで山歩きを楽しんでいる私にとって、誰かと一緒に山に行くことは嬉しい反面、不安でもあった。ペースを遅くしてしまう、迷惑をかけてしまうのではないか…。そんな負い目を感じてしまう。でも、こんな私のマイペースな山の楽しみ方を理解してくれて、誘ってくれる人がいる。本当にありがたい。心の底から感謝。
ひとりで歩いている時に、みんなと歩いた時のことをなんやかんやと思い出すのは、たぶん、「あの時、こうすればいいと教えてもらった」「ここはこうやって歩くのがベスト」のように気付いたことや学んだことを思い出すからだと思う。そう思うと、今まで歩いてきたお山は、楽しかったり、癒されたりしただけでなく、自分の山の知識、経験値として蓄積され、何一つも無駄になっていないのだなと感じる。それに気付いた時、なんだかちょっぴり誇らしく嬉しい気持ちになる。
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縦走最高地点、陣馬山の山頂でおやつ休憩をして、次の景信山で昼食をとった。
途中から、やけにスマホの画面がざらつくな、空気が霞んでるなと思って、よくよく観察してみると、その正体が「花粉」であることがわかった。幸いまだ花粉症とは無縁の私だが、あまりの量の多さに、貴重な花粉許容量が一気に浸食されているような気がして、ひやひやした。もしもこれで花粉症になったら、今回の縦走に「陣馬高尾の悲劇」とでも名付けてやる、なんてことを考えたが、とりこし苦労に終わる。よかった。私のキャパシティーはまだ大丈夫なようだ。
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奥高尾エリアを終え、高尾山山頂に続く階段と分かれ道を前にして、山頂を踏むか否か今一度考えた。ここまでそれほど人と会わずに、静かなひとり歩きを楽しんでいたので、急に人がわちゃわちゃしているところへ足を踏み入れるのは、なんかちょっとな…、と思ってしまう。できるだけ長く、この山歩きの余韻に浸っていたかったので、6号路からのんびり下って駅を目指すことにした。6号路を歩いたのは初めてだったけれど、山頂に近いところは木道が綺麗に整備されていて、歩きやすかった。舗装路に出る手前で小雨に降られたけれど、高尾山口駅に着くころにはやんだので、大したことはなかった。
久しぶりの縦走に、さっそく脚は筋肉痛。でも歩き切った達成感や、2年前よりもうまく歩けた実感があって、本当にいい縦走だった。また来よう。
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■Equipment
Hat：Enough Hat/RIDGE MOUNTAIN GEAR
Middle：Alpha IN Crew Neck AF/MAMMUT
Pants：SOFtech TREKKERS Pants/MAMMUT
Backpack：Ducan Spine 28-35/MAMMUT
Sakosh：Nuts Pack mini/RawLow Mountain Works
Shoes：KAHA GTX/HOKA ONEONE
Watch：SUUNTO 9 BARO GRANITE BLUE TITANIUM/SUUNTO
■Music
KZfaq Audio Library
FREE BGM DOVA-SYNDROME
dova-s.jp/
peritune
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d-elf.com
www.d-elf.com/
Scarborough Fair
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