昨年の東京モーターショーで展示されていたCB1100EX、4年目を迎えたCB1100が2014年2月20日に発売された。同日、この2台に乗ってきた。
HondaのCBシリーズと言えば、CB750から 半世紀以上継続しているHonda空冷インライン４シリーズの代名詞的な存在。空冷に こだわって4年前にデビューしたCB1100は その乗りやすさで、多くのファンを獲得した。
そのCB1100を さらにトラディショナルなイメージで仕上げたのがCB1100EX。ベースのCB1100とは実は燃料タンクのデザインも異なり、最大の特徴はスポークホイールを履くこと。さらにはマフラーは左右2本出しとされている。だけの違いだと思っていたらそれが大きな間違い。
スポークホイールにマッチングさせた足周りと、エンジンセッティング等々のおかげで、しっとりと落ち着いた走りと、6速化に最適化されてエンジンによって、CB1100とは異なる仕 上がりの一台となっていた。また、細部まで質感にこだわった車体は見事な仕上がりを見せていた。
一方のCB1100は、4年を経て、さらに乗りやすく扱いやすいモデルに進化していた。
初代から、誰にでも勧められるバイクであったが、エンジンのリファインを中心に、
さらに軽快に扱いやすさを増し、6速ミッションの採用でも、 低中速の強化によって単に燃費性能の向上を図るだけでなく、走行性能の向上も実現されていた。
国内のみならず海外での人気も上々のこのモデル、新型も人気となることに間違いなさそうだ。
制作協力：株式会社ホンダモーターサイクルジャパン
text by Web Magazine TRACTIONS
shoot by Takeshi Hishinuma
edit by AVOCADO