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Super Blanikによる旋回失速と低速飛行
【基礎知識】
・迎角センサとして、キャノピー側面に毛糸を設置。
・テープで3つ▽の印をつけ、
- 一番上が失速する時の毛糸の位置
- 2番目と3番目の間が1G水平飛行で80~120㎞/hの毛糸の位置
となるよう調整してあります。
・「毛糸の角度=毛糸を貼ってある位置の気流の角度」であり
「機体全体の迎角」と同一ではありません。迎角の目安です。
・横滑りがあると左右の毛糸の位置が異なります。
【曳航】 0:30~1:15
初期上昇から離脱まで、意外なことに、迎角は、通常の飛行中の迎角とあまり変わりません。
但し、離脱した瞬間、迎角が急に下がります。それだけ曳航中の機体には荷重がかかっていることが判ります。概算すると離脱の直前、2.2G分の荷重が主翼にかかっていました。
【旋回失速からの回復】 2:00~2:45
速度が抜けていくにつれ迎角が大きくなり(横の毛糸が上を向いていき)、ついには、主翼が失速してロールしながら機首が下がるさまが判ると思います。「ストール」の声と同時に引いていた操縦桿を戻しているので、すぐに失速から回復しています。
通常のフライトでは、失速前の速度70km/hの時の毛糸の位置ぐらいで「ヤバい」と思ってください。
【低速飛行】 2:45~3:50
速度80km/h、70km/h、65km/hと、速度を抜いていくにつれ、横の毛糸が上を向いていくさまが判ります。
但し、逆説的ですが、ここで重要なのは、迎角ではなく、機体の安定性です。映像には、操縦桿が細かく動いている事、それにもかかわらず水平線が操縦桿の動きとは違う動きをしている事が映っています。これは航空機が本来持っているロール方向の安定性、ヨー方向の安定性がは、速度が遅くなるにつれ小さくなることを映しています。これは動圧が小さくなるからだけでなく、主翼から失速しかかった気流が垂直尾翼に悪さをする等の影響からです。
ソアリング中に、機体が自分の思ったように動かず安定しない場合は失速が近いのかもしれないと思ってください。