【映像作家の日記】
体調崩したのをきっかけに、あり得ないほど悪い事が連続して起こる。
神仏の怒りに触れたのだろうか。
日々、懸命に生きようとしているのに、私の行いの何かが悪かったのか。
それならば、もう私を苦しめるのではなく、命を取り上げて欲しい。
でも、生きているということは、まだまだ現世で苦しめということなのか。
どうして私だけがここまで苦しまなくてはならないのか。
「いいことも悪いことも長くは続かない」そう思っている人は。きっと恵まれた人に違いない。
病気をしてからの10年、私には悪いことばかりが起こり続けている。
長い長い厄年のように。
悪いことも長くは続かない、そんな言葉は到底信じられない。
元気だった頃、仕事に必要な体力維持のためにロードバイクで走っていた。
スピードを出して調子良く走れている時は、気付かないが大抵は追い風で走っている。
風に背中を押されて実力以上のスピードで疲れを知らずに走り続けられる。
向かい風になってはじめて、追い風に恵まれていたことに気が付く。
きっと明日も向かい風、それが私の人生。その中を進んでいくしか道はない。