蟻の熊野詣というお話を聞いたことがあるでしょうか？平安時代から都人の信仰が篤く色々な物語にも出てきます、
何よりも世界遺産に認定された熊野古道というのは、京からここにお参りする人が通った道の事ですからね、
しかし実際に現地に行って見るとアレッ？て感じを受けるくらいにそんなに境内も建物も大きくないんですよね、しかし資料館や説明板を読めば理由がわかりました、明治２２年の水害で１０００年前の都人が参拝した古くからの殿社はほとんど流されているんですね、かろうじて残った建物を今ある高台に移築して今に至るという事になっています、元の規模からする今残されたのはちょうど３分の１だそうです、
国道を渡って大鳥居をくぐって行く【大斎原】と言うところが、かつては今の３倍の殿社があり、聖地であったわけですね、
それで、宝物館にもお宝が少ない理由がわかりましたね、しかしその水害で流されることが無ければどれだけのお宝が残っていたのか考えると残念な気持ちにもなりますね。
District Kamigata
Prefecture Wakayama
City Tanabe