公開されてから、CDも買ってから、何回も何回も聴いて、つい最近ふと「靴の花火」って零れ落ちた涙が靴の先の地面に落ちて飛び散った跡のことかなって思った。

この曲ピアノ弾いておばあちゃんに聞かせたら「綺麗な曲やねぇ、なんの曲？」って言ってくれました。 好きになるの遅れたけど、軽やかで大好きな曲です。

1番サビ終　そんな夏が見えた 2番サビ終　そんな夏を聞いた ラスサビ終　そんな夏が消えた 見えて、聞こえて、消える→花火

「よだかの星」は生きる意味を見つけに行く物語だと解釈されることが多く、最終的にはそれが成功するので、『ヨダカにさえもなれやしない』といのは「生きる意味さえも見つけられない」ということなのかなぁ･･･。

俺自身、n-bunaさんのファンでやってきたが、n-bunaさんの作る曲のメロディが好きなのか、調教がすきなのか、歌詞の世界観が好きなのか、もしくは雰囲気のいいボカロ曲だったらなんでもいいのか全然わからなかったけど、少なくとも俺がファンであることにボカロは関係なかったらしい。

俺らさ、この曲作った人達と同じ空気吸ってるんだぜ？ この喜びだけであと70年は生きていける気がする。

宮沢賢治もヨルシカも、優しい哀しみがあって好い。

これ、原作の「よだかの星」読んだ上で、何回もじっくり味わって聴いて不意に感じたんだけど、 自分自身への失望や情けなさ、悔しさ、恥ずかしさ、後悔、もどかしさとかがそう言う主人公の感情が、“よだかにさえもなれやしない”の一言に全て詰め込まれてる気がする。

君を映す目が邪魔だ、ってすげえ共感する 忘れたいのに焼き付いて離れないんだろうな

不意に学校休みたくなって そんな時にこれ聴いたらなんか 何でこんなことで悩んでるんだろうってなって 学校行けるようになった

「君を映す目が邪魔だ」って目を通してしか君を見ることができない、間に挟まってる目が邪魔だって意味だと思ってた。

飛び降りる時には靴を揃える。 飛び降りると地面に赤い火の花が咲く。 上から見ると靴の先に大きな火の花が咲いている。

ギターの 「テレリ···テレリ···」 のメロディーがナブナさんらしい！

私は謝罪する、私の日本語はあまり良くない、私はアメリカ人です しかし、私はこれが大好き！

この曲でよだかの星を知って、本買って読んで、すごく好きになって、 読書感想文もかいて、しかも共通テストに出てくれて、ほんとに嬉しい！ 全てはこの曲のおかげです！ 本好きになれたのもこの曲のおかげなんです。 本当に大切な曲。大好きです。

「ただ君に晴れ」や「ヒッチコック」「言って。」等今では沢山の再生回数を記録してるし、毎日ヨルシカ歌を聴いて日々を過ごしてますが初めてヨルシカを知ったこの曲に戻ってきてしまう。何もかもここから始まったんよな…

靴の下に花火があるってどんな状況やねんって思ってたけどよく考えたら頭と足が上下逆転してて足の方向に花火がある、そして夕暮れた色空を飛ぶ、って考えた時にすごくゾワっとした(個人的解釈です)

どこかの音を一音ずらしただけで全部崩れちゃうような繊細さが好きです

靴の花火がきっかけでよだかの星を読んだので共テで出て大興奮してました! ヨルシカサイコーーーーー!

新ドラのCMで流れたからびっくりした ヨルシカの中でもお気に入りの曲だからきてくれたら嬉しいな〜

ボカロじゃないから好きになれるかわからなかったけど、聞いた瞬間n-bunaさんはn-bunaさんだなと思ったし、やっぱ好き

語彙で判るn-buna感。 ボーカルさんの声も良いし最高

最後の歌詞「いつまででも泣いていたい」っていうのは、亡くなってしまった人の記憶はどんどん失っていくから、その人のことを思い出しても、思い出そうとしても泣けなくなっていってしまうことを表しているんじゃないかなと思った今日この頃

この曲でよだかの星に興味持って歌詞解釈とか小説の解釈とか調べまくってたから共テの大問1満点取れた！感謝しかない！！

n-bunaさんをはじめ蜜〇星さん、米〇玄師さん、バ〇ーンさん等々素敵な世界観を届けてくれる人が自分と同じ世界線に生きてるってだけでも糧になる。改めてボカロ知れてよかったなーって思う…

コメント欄に載せてくださった「よだかの星」を読んでから、この曲をまた聴き返したら涙が止まらない

君を映す目が邪魔だ、て歌詞がすごく好き 目のレンズをひとつ隔てないと君を見れない、触れられないことがもどかしいのかな 君をもう忘れたいのに目の奥に焼き付いて消えないのかな どっちだとしても素敵すぎる

昨夜おばあちゃんに 「そんな夜遅くまで起きてると夜鷹になっちゃうよ！」 と言われてまっさきにこの歌が思いついた… 『靴の花火』大好きです！

ボカロだからどうだとかボカロじゃないからどうだ、とか声の問題じゃなくてn-bunaの楽曲が大好きだ。ボーカルの方の声も大好き。この曲に関してはボカロよりもこっちで良かったと思う！

ねぇねぇ 何か言おうにも 言葉足らずだ 空いた口が塞がらないから から ねぇねぇ 黙りこくっても 言葉要らずだ 目って 物を言うから 忘れてく ことは 虫が食べ始めた結果だ 想い出の中じゃ いつも笑ってる顔なだけ 夕暮れた色 空を飛んで このまま大気さえ飛び出して 真下、次第に小さくなっていくのは 君のいた街だ 靴の先に花が咲いた 大きな火の花が咲いた 心ごと残して征こう だなんて憶う そんな夏が見えた ねぇねぇ 君を知ろうにもどっちつかずだ きっと鼻にかけるから 清々することなんて 何にもないけど 今日も空が綺麗だなぁ 僕の食べた物 全てがきっと生への対価だ 今更な僕は ヨダカにさえもなれやしない 朝焼けた色 空を舞って 何を願うかなんて愚問だ 大人になって 忘れていた 君を映す目が邪魔だ ずっと下で花が鳴った 大きな火の花が鳴った 音だけでも泣いてしまう だなんて憶う そんな夏を聞いた ねぇねぇ 空を飛ぼうにも 終わり知らずだ きっと君を探してしまうから から 夕暮れた色 空を飛んで この星の今さえ抜け出して 真下、次第に小さくて 消えたのは君の居た街だ 夏の空に花が咲いた 大きな火の花が咲いた いつまででも泣いていたい だなんて憶う そんな夏が消えた 誤字があったら教えてください(＞＜) 初歌詞書いて見ました

ヨルシカ、ドはまり中の再来月60歳になるじじいです。こんなじじいの心に響くって何？この曲もここ一ヶ月毎日聞いてます。

創作まで聴いても、やっぱりこの曲に戻ってきてしまう。

音だけでも泣いてしまう だなんて憶う これを超える歌詞を未だ見たことがない

「朝焼けた色 空を舞って｣ってのは、よだかのことだけど、「朝焼けた色 空を待って」にするとエルマ（女の子）の事になると2年聞き続けて気づいた。

このMVが公開された頃n-bunaさん大学卒業してまだ1ヶ月ってやばすぎるよね 夜明けと蛍公開時とかまだ19歳…

共通テスト難しくなったって言ってる人多かったけど、私はすごく考えさせられるし心のどこかに響いてちゃんと全部読みたい話だと思った 帰って調べたらこの曲にたどり着きました。😌

｢何を願うかなんて愚問だ｣ってところ特に好き｡よだかの気持ちになると胸が締め付けられるように苦しい。

ヨルシカで1番好きな曲かもしれない。

何年経っても色褪せない 7年間聴いている音楽なんてきっと死ぬまで聴き続けるんだろう

今日共通テストを受けてきました。 国語で「よだかの星」の話が出てきて聴きに来ました。中学3年生の受験期にヨルシカの曲を聴きながら勉強してたのを思い出して懐かしくなりました。夢に向かって明日も頑張ってきます！

身体の中に溶け込んでいくようなナブナさんの音楽が好きです。

人生で出会った曲の中で1番好き。 毎朝必ず聴いてる。1日に1回、大切に聴いてる。 他の曲ももちろん大好きでほぼ毎日完走してるけど、この曲はなんか、自分の中で特別な曲。 もう好きすぎてわけわかんなくなってきた 生涯のうちにこの気持ちが伝わることなんてきっとないと思うけど、ほんとに生きがいです。ほんとに大好きです。ありがとうございます。

今日の共通テスト現代文でよだかの星が出てきたので来ました この曲が大好きで、よだかの星が気になって読んでみて、よだかの星も大好きになりました！よだかの星の設問は間違えてない自信があります。 靴の花火に感謝！✨

もう何回も聴いてるのに、聴く度に涙が溢れそうになる

「『よだかの星』って読んだことないんだけどどんな話？」 という貴方の為に！！ 簡単なあらすじ編と、全文編を載せますので、需要あればお好きな方を。 本文を読むと、歌詞がよく考えられてて物語に絡めてあることに気付きます。 【簡単なあらすじ編】 よだかは、美しいはちすずめやかわせみの兄でありながら、容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「たか」の名前を使うな「市蔵」にせよと改名を強要され、故郷を捨てる。自分が生きるためにたくさんの虫の命を食べるために奪っていることを嫌悪して、彼はついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせて下さいと願う。太陽に、お前は夜の鳥だから星に頼んでごらんと言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとするが、相手にされない。居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたよだかは、いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、今でも夜空で燃える存在となる。 【本文編】 よだかの星 宮沢賢治 　よだかは、実にみにくい鳥です。 　顔は、ところどころ、味噌みそをつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。 　足は、まるでよぼよぼで、一間いっけんとも歩けません。 　ほかの鳥は、もう、よだかの顔を見ただけでも、いやになってしまうという工合ぐあいでした。 　たとえば、ひばりも、あまり美しい鳥ではありませんが、よだかよりは、ずっと上だと思っていましたので、夕方など、よだかにあうと、さもさもいやそうに、しんねりと目をつぶりながら、首をそっ方ぽへ向けるのでした。もっとちいさなおしゃべりの鳥などは、いつでもよだかのまっこうから悪口をしました。 「ヘン。又また出て来たね。まあ、あのざまをごらん。ほんとうに、鳥の仲間のつらよごしだよ。」 「ね、まあ、あのくちのおおきいことさ。きっと、かえるの親類か何かなんだよ。」 　こんな調子です。おお、よだかでないただのたかならば、こんな生なまはんかのちいさい鳥は、もう名前を聞いただけでも、ぶるぶるふるえて、顔色を変えて、からだをちぢめて、木の葉のかげにでもかくれたでしょう。ところが夜だかは、ほんとうは鷹たかの兄弟でも親類でもありませんでした。かえって、よだかは、あの美しいかわせみや、鳥の中の宝石のような蜂はちすずめの兄さんでした。蜂すずめは花の蜜みつをたべ、かわせみはお魚を食べ、夜だかは羽虫をとってたべるのでした。それによだかには、するどい爪つめもするどいくちばしもありませんでしたから、どんなに弱い鳥でも、よだかをこわがる筈はずはなかったのです。 　それなら、たかという名のついたことは不思議なようですが、これは、一つはよだかのはねが無暗むやみに強くて、風を切って翔かけるときなどは、まるで鷹のように見えたことと、も一つはなきごえがするどくて、やはりどこか鷹に似ていた為ためです。もちろん、鷹は、これをひじょうに気にかけて、いやがっていました。それですから、よだかの顔さえ見ると、肩かたをいからせて、早く名前をあらためろ、名前をあらためろと、いうのでした。 　ある夕方、とうとう、鷹がよだかのうちへやって参りました。 「おい。居るかい。まだお前は名前をかえないのか。ずいぶんお前も恥はじ知らずだな。お前とおれでは、よっぽど人格がちがうんだよ。たとえばおれは、青いそらをどこまででも飛んで行く。おまえは、曇くもってうすぐらい日か、夜でなくちゃ、出て来ない。それから、おれのくちばしやつめを見ろ。そして、よくお前のとくらべて見るがいい。」 「鷹さん。それはあんまり無理です。私の名前は私が勝手につけたのではありません。神さまから下さったのです。」 「いいや。おれの名なら、神さまから貰もらったのだと云いってもよかろうが、お前のは、云わば、おれと夜と、両方から借りてあるんだ。さあ返せ。」 「鷹さん。それは無理です。」 「無理じゃない。おれがいい名を教えてやろう。市蔵いちぞうというんだ。市蔵とな。いい名だろう。そこで、名前を変えるには、改名の披露ひろうというものをしないといけない。いいか。それはな、首へ市蔵と書いたふだをぶらさげて、私は以来市蔵と申しますと、口上こうじょうを云って、みんなの所をおじぎしてまわるのだ。」 「そんなことはとても出来ません。」 「いいや。出来る。そうしろ。もしあさっての朝までに、お前がそうしなかったら、もうすぐ、つかみ殺すぞ。つかみ殺してしまうから、そう思え。おれはあさっての朝早く、鳥のうちを一軒けんずつまわって、お前が来たかどうかを聞いてあるく。一軒でも来なかったという家があったら、もう貴様もその時がおしまいだぞ。」 「だってそれはあんまり無理じゃありませんか。そんなことをする位なら、私はもう死んだ方がましです。今すぐ殺して下さい。」 「まあ、よく、あとで考えてごらん。市蔵なんてそんなにわるい名じゃないよ。」鷹は大きなはねを一杯いっぱいにひろげて、自分の巣すの方へ飛んで帰って行きました。 　よだかは、じっと目をつぶって考えました。 （一たい僕ぼくは、なぜこうみんなにいやがられるのだろう。僕の顔は、味噌をつけたようで、口は裂さけてるからなあ。それだって、僕は今まで、なんにも悪いことをしたことがない。赤ん坊ぼうのめじろが巣から落ちていたときは、助けて巣へ連れて行ってやった。そしたらめじろは、赤ん坊をまるでぬす人からでもとりかえすように僕からひきはなしたんだなあ。それからひどく僕を笑ったっけ。それにああ、今度は市蔵だなんて、首へふだをかけるなんて、つらいはなしだなあ。） 　あたりは、もううすくらくなっていました。夜だかは巣から飛び出しました。雲が意地悪く光って、低くたれています。夜だかはまるで雲とすれすれになって、音なく空を飛びまわりました。 　それからにわかによだかは口を大きくひらいて、はねをまっすぐに張って、まるで矢のようにそらをよこぎりました。小さな羽虫が幾匹いくひきも幾匹もその咽喉のどにはいりました。 　からだがつちにつくかつかないうちに、よだかはひらりとまたそらへはねあがりました。もう雲は鼠色ねずみいろになり、向うの山には山焼けの火がまっ赤です。 　夜だかが思い切って飛ぶときは、そらがまるで二つに切れたように思われます。一疋ぴきの甲虫かぶとむしが、夜だかの咽喉にはいって、ひどくもがきました。よだかはすぐそれを呑のみこみましたが、その時何だかせなかがぞっとしたように思いました。 　雲はもうまっくろく、東の方だけ山やけの火が赤くうつって、恐おそろしいようです。よだかはむねがつかえたように思いながら、又そらへのぼりました。 　また一疋の甲虫が、夜だかののどに、はいりました。そしてまるでよだかの咽喉をひっかいてばたばたしました。よだかはそれを無理にのみこんでしまいましたが、その時、急に胸がどきっとして、夜だかは大声をあげて泣き出しました。泣きながらぐるぐるぐるぐる空をめぐったのです。 （ああ、かぶとむしや、たくさんの羽虫が、毎晩僕に殺される。そしてそのただ一つの僕がこんどは鷹に殺される。それがこんなにつらいのだ。ああ、つらい、つらい。僕はもう虫をたべないで餓うえて死のう。いやその前にもう鷹が僕を殺すだろう。いや、その前に、僕は遠くの遠くの空の向うに行ってしまおう。） 　山焼けの火は、だんだん水のように流れてひろがり、雲も赤く燃えているようです。 　よだかはまっすぐに、弟の川せみの所へ飛んで行きました。きれいな川せみも、丁度起きて遠くの山火事を見ていた所でした。そしてよだかの降りて来たのを見て云いました。 「兄さん。今晩は。何か急のご用ですか。」 「いいや、僕は今度遠い所へ行くからね、その前一寸ちょっとお前に遭あいに来たよ。」 「兄さん。行っちゃいけませんよ。蜂雀はちすずめもあんな遠くにいるんですし、僕ひとりぼっちになってしまうじゃありませんか。」 「それはね。どうも仕方ないのだ。もう今日は何も云わないで呉くれ。そしてお前もね、どうしてもとらなければならない時のほかはいたずらにお魚を取ったりしないようにして呉れ。ね、さよなら。」 「兄さん。どうしたんです。まあもう一寸お待ちなさい。」 「いや、いつまで居てもおんなじだ。はちすずめへ、あとでよろしく云ってやって呉れ。さよなら。もうあわないよ。さよなら。」 　よだかは泣きながら自分のお家うちへ帰って参りました。みじかい夏の夜はもうあけかかっていました。 　羊歯しだの葉は、よあけの霧きりを吸って、青くつめたくゆれました。よだかは高くきしきしきしと鳴きました。そして巣の中をきちんとかたづけ、きれいにからだ中のはねや毛をそろえて、また巣から飛び出しました。 　霧がはれて、お日さまが丁度東からのぼりました。夜だかはぐらぐらするほどまぶしいのをこらえて、矢のように、そっちへ飛んで行きました。 「お日さん、お日さん。どうぞ私をあなたの所へ連れてって下さい。灼やけて死んでもかまいません。私のようなみにくいからだでも灼けるときには小さなひかりを出すでしょう。どうか私を連れてって下さい。」 　行っても行っても、お日さまは近くなりませんでした。かえってだんだん小さく遠くなりながらお日さまが云いました。 「お前はよだかだな。なるほど、ずいぶんつらかろう。今度そらを飛んで、星にそうたのんでごらん。お前はひるの鳥ではないのだからな。」 　夜だかはおじぎを一つしたと思いましたが、急にぐらぐらしてとうとう野原の草の上に落ちてしまいました。そしてまるで夢ゆめを見ているようでした。からだがずうっと赤や黄の星のあいだをのぼって行ったり、どこまでも風に飛ばされたり、又鷹が来てからだをつかんだりしたようでした。 　つめたいものがにわかに顔に落ちました。よだかは眼めをひらきました。一本の若いすすきの葉から露つゆがしたたったのでした。もうすっかり夜になって、空は青ぐろく、一面の星がまたたいていました。よだかはそらへ飛びあがりました。今夜も山やけの火はまっかです。よだかはその火のかすかな照りと、つめたいほしあかりの中をとびめぐりました。それからもう一ぺん飛びめぐりました。そして思い切って西のそらのあの美しいオリオンの星の方に、まっすぐに飛びながら叫さけびました。 「お星さん。西の青じろいお星さん。どうか私をあなたのところへ連れてって下さい。灼けて死んでもかまいません。」 　オリオンは勇ましい歌をつづけながらよだかなどはてんで相手にしませんでした。よだかは泣きそうになって、よろよろと落ちて、それからやっとふみとまって、もう一ぺんとびめぐりました。それから、南の大犬座の方へまっすぐに飛びながら叫びました。 「お星さん。南の青いお星さん。どうか私をあなたの所へつれてって下さい。やけて死んでもかまいません。」 　大犬は青や紫むらさきや黄やうつくしくせわしくまたたきながら云いました。 「馬鹿を云うな。おまえなんか一体どんなものだい。たかが鳥じゃないか。おまえのはねでここまで来るには、億年兆年億兆年だ。」そしてまた別の方を向きました。 　よだかはがっかりして、よろよろ落ちて、それから又二へん飛びめぐりました。それから又思い切って北の大熊星おおぐまぼしの方へまっすぐに飛びながら叫びました。 「北の青いお星さま、あなたの所へどうか私を連れてって下さい。」 　大熊星はしずかに云いました。 「余計なことを考えるものではない。少し頭をひやして来なさい。そう云うときは、氷山の浮ういている海の中へ飛び込こむか、近くに海がなかったら、氷をうかべたコップの水の中へ飛び込むのが一等だ。」 　よだかはがっかりして、よろよろ落ちて、それから又、四へんそらをめぐりました。そしてもう一度、東から今のぼった天あまの川がわの向う岸の鷲わしの星に叫びました。 「東の白いお星さま、どうか私をあなたの所へ連れてって下さい。やけて死んでもかまいません。」 　鷲は大風おおふうに云いました。 「いいや、とてもとても、話にも何にもならん。星になるには、それ相応の身分でなくちゃいかん。又よほど金もいるのだ。」 　よだかはもうすっかり力を落してしまって、はねを閉じて、地に落ちて行きました。そしてもう一尺で地面にその弱い足がつくというとき、よだかは俄にわかにのろしのようにそらへとびあがりました。そらのなかほどへ来て、よだかはまるで鷲が熊を襲おそうときするように、ぶるっとからだをゆすって毛をさかだてました。 　それからキシキシキシキシキシッと高く高く叫びました。その声はまるで鷹でした。野原や林にねむっていたほかのとりは、みんな目をさまして、ぶるぶるふるえながら、いぶかしそうにほしぞらを見あげました。 　夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。もう山焼けの火はたばこの吸殻すいがらのくらいにしか見えません。よだかはのぼってのぼって行きました。 　寒さにいきはむねに白く凍こおりました。空気がうすくなった為に、はねをそれはそれはせわしくうごかさなければなりませんでした。 　それだのに、ほしの大きさは、さっきと少しも変りません。つくいきはふいごのようです。寒さや霜しもがまるで剣のようによだかを刺さしました。よだかははねがすっかりしびれてしまいました。そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。そうです。これがよだかの最後でした。もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。ただこころもちはやすらかに、その血のついた大きなくちばしは、横にまがっては居ましたが、たしかに少しわらって居おりました。 　それからしばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。そして自分のからだがいま燐りんの火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。 　すぐとなりは、カシオピア座でした。天の川の青じろいひかりが、すぐうしろになっていました。 　そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでもいつまでも燃えつづけました。 　今でもまだ燃えています。

この歌超好きなので、ライブで流れた時は、言葉失った。 生きててよかった

僕が空を昇って行く詩だと思うんだけど表現がすごい… 一番サビ、二番サビ、ラスサビの歌詞よ。 一番サビ 【夕暮れた色】 【真下、次第に小さくなってくのは君の居た街だ 靴の先に花が咲いた】 【そんな夏が見えた】 二番サビ 【朝焼けた色】 【ずっと下で花が鳴った】 【そんな夏を聞いた】 ラスサビ 【夕暮れた色】 【真下、次第に小さくて消えたのは君の居た街だ】 【そんな夏が消えた】 一番サビ～ラスサビで ・街が見え花火が靴の先、花火がずっと下、街が見えなくなった、と移り変わる情景。 ・夕暮れ、朝焼け、夕暮れ、と丸一日経っている時間。 ・そんな夏(そのひとつである花火)が見えた、聞いた、消えた、と遠ざかる距離。 夏の空をゆっくりと昇っていく僕が、色んな描き方をされてる。あえて「昇る」「上がる」なんて言葉は使わない。目の先じゃなくて靴の先ていう、空を飛んでいるからこその天才表現。 いやn-bunaさんやばいでしょって話だよね。

7周年おめでとう！まだ聴いてる人いるよな？？夜鷹が太陽を目指して飛んでいるのエピソードから始まるこの曲が、自分が初めて聞いてから5年経つが大好きです

ヨルシカさんのMVに出てくる女の子顔分かんないけどめっちゃ美少女を想像してる

「憶う」で「おもう」ってよむのが凄く好きです！ サビで鳥肌たちました！

MV中でこの女の子がトランプで神経衰弱してるシーンがあるけど、これって神経が衰弱してることの投影？

この曲は 亡くなった人が空の上から花火を見下ろしてるから、靴越しの花火って感じな気がする と、彼女は言った （アルバムでこの曲の次が「雲と幽霊」だからそう感じたみたいです） 発想が凄いなって思ったのでコメントに残しました

これを聞いてる時本当に偶然課題でよだかの星のプリントをしていた。 よだかの星を読んで私は泣いた。教科書を読んで初めて泣いた。 よだかは醜い鳥で私はとてもよだかと同じ思いになってでも私たちはよだかのように真っ直ぐ空に向かうことなく死んでしまうんだなって思った

またn-bunaさんの苦しくて核心に近い詩が聴けて嬉しいです。

共テ国語で開いた瞬間からよだかの星でてきてびっくり おかげで緊張も少しだけほぐれて受験できました テスト終わってこれは聴かなくちゃってなった

ヨルシカ大好きでよだかの星の内容理解してたから今年の共通テストの現代文めっちゃすんなり理解出来た。 本当にありがとうございます！

溢れ出るn-bunaに感動したのは私だけじゃないはず(意味不)

声好き、MV好き、世界観が好き。もう何もかもが好き

1:15 よだかは、 実にみにくい鳥です。 1:22　1:23 ほかの鳥は、もう よだかの顔を 見ただけでも、 1:28 いやになってしまう という工合でした。 1:40 夜だかは大声をあげて 泣き出しました。 2:55 いや、いつまで居ても おんなじだ。 3:00 さよなら。 もうあわないよ。 さよなら。 3:13 ああ、つらい、つらい。 3:21 僕は遠くの遠くの 空の向うに 行ってしまおう。 3:25 「お星さん。 西の青じろいお星さん。 どうか私をあなたのところへ連れてって下さい。 灼けて死んでもかまいません。」 3:29 よだかなどは てんで相手にしません でした。 3:32 馬鹿を云うな おまえなんか一体どんなものだ たかが鳥じゃないか。 おまえのはねでここまで来るに 3:36 　よだかはがっかりして、 よろよろ落ちて、 それから又二へん飛びめぐりました。 それから又思い切って 北の大熊星の方へ まっすぐに飛びながら叫びました。 3:38　3:39 「北のお星さま、 あなたのところへどうか私を 連れてって下さい。」 3:43 近くに海がなかったら、 氷をうかべたコップの水の中へ 飛び込むのが一等だ。 3:46 「東のお星さま、 どうか私をあなたの所へ 連れてって下さい。 やけて死んでも かまいません。 鷲は大風に云いました。」 3:47 いいや、 とてもとても、 話にも何にもならん。 3:49 まっすぐに飛びながら 叫びました。 3:50 やけて死んでもかまいません。 4:09 よだかは、（中略） 高く高く叫びました。 4:11 その声はまるで鷹でした。 4:17 よだかはまっすぐに 空へのぼって行きました。 4:33 そうです。 これが よだかの最後でした。 4:45 僕は遠くの遠くの 空の向こうに 行ってしまおう。

ヨルシカ、忙しない日々が続いて何となく聴かなくなって、記憶に虫が食べ始めた頃。夜中、6畳半。急に頭の中に流れてきて引き寄せられるみたいに聴きに来てしまった。今でも好きです。

2番のサビ前、女の子が拳をギュッ…てするとこすごい好き、なんか泣ける

やっぱ、n-bunaさん好きだわって思える曲

今年の共通テストによだかの星出たの嬉しすぎて泣いてる

最初のねえ、ねえが自分と相手に対して言ったのか相手に言ったけど反応が返ってこなくて2回目のねえは少し上に上がってるのか他にも色んな受け取り方が出来る音程で好き。

本日共通テスト受けてきました!! 幸い、よだかの星の話を知っていたので、読みやすかったです‼️ 一般試験の方も頑張らせて頂きます！

「君を映す目が邪魔だ」ってそこで君が邪魔と言わないあたり君のことを思ってることがわかるよね

登校日を全て終えあとは卒業式だけだっていう日の放課後、忘れ物を取りに帰った帰り道で、ふとヨルシカのプレイリストからこの曲が流れてきた。今まで知らなかったことが不思議なくらい、なぜか懐かしさと、どこか寂しさを含む淡い水彩絵の具のような旋律に足が止まった。友人に出会えて良かったなっていう気持ちと、その友人と今までみたいに簡単に会えなくなるんだなっていう気持ちが抑えきれなくて涙が出そうになった、夕陽がとても綺麗で田んぼにその夕陽が反射して、夕暮れ、空を飛んでいる気持ちになった。

Honestly, the translator notes are so cool, they reveal a level of intricacy to the song us English speakers would never pick up on

n-bunaさんの曲って、有名な文学作品を題材にしたものが結構あるよね。そういうところがほんと好きなんだよね。

夏に女の子が死んじゃって魂になって空に登っていく時に今まで自分が居た街を見下ろしてる歌なのかなあって思ってたけど、戦時中の特攻隊の男の子の歌としても見れるなあって思ったら心臓がきゅってなった 「このまま大気さえ飛び出して」で、このまま死んでしまいたいって思う感じ……… 小さくなってくのは君のいた街だ でもうあの頃には戻れないって意味なのかなあ 最後の方に時々爆発っぽい映像が見えるのも相まって凄く悲しくなる… あああでも他の方のコメント見てたら靴の先に花が咲いた=涙が落ちる表現って意味もすごく好きだ……ヨルシカさんワールド凄すぎる………どれもすとんと落ちてくる…………素敵だ……大好きだ…

勝手に自ら命を絶つ歌だと思ってる。靴の先に花が咲く=飛び降りる直前に花火が上がって、うんと高いビルから落ちるつもりの靴の先に花火、みたいな。 真相は知らずに楽しんでます。 ヨルシカありがとう！

現実逃避したい時ずっとこの曲聴いてます… 悲しくも虚しくもなりますが元気付けられ、そして癒されるんです。ヨルシカさん、素晴らしい曲をありがとう

よだかの星だ！ 宮沢賢治の詩を取り入れている歌手でamazarashiというグループがありますが、その方達を思い出しました。 素敵な曲ありがとうございます。

夏の夕暮れにこの曲を聴くのが好きなんだ。何処までも飛んでいける気がする。 よだかの星の結末は悲しいけど綺麗なお話。

もうすぐ国家試験があるんです。ずっと不安で苦しくて、この曲聴いたら涙が止まりません。頑張ろうと思える。

この曲でよだかの星を知って、実際に読んだことがあったので共通テストで出題された時は読み込みが早く上手く行きました！！現代文90/100でした！！！ ありがとうヨルシカ！n-bunaさん！！

以前の「セロ弾き群青」は「セロ弾きのゴーシュ」の作品に感化されたn-bunaさんの曲という感じがしたけど、今回の曲は「よだかの星」で表現されていた宮沢賢治の感性とそれに対するn-bunaさんの共感の曲。 と感じる具合に今回はモチーフとした作品の要素が強い曲ですね。 n-bunaさんの哀愁を感じるリズムにのった歌詞も作中とのリンクが多く、作品を読むと更に味わい深くなること請け合いです。 …ライブ行きたひ

大人になって忘れていた君を映す目が邪魔だっていう歌詞がめっちゃ好き

小中学生の時は人見知りすぎて表面上の友達しか居なかったので、映像の女の子を見ていると懐かしい気持ちと寂しい気持ちになります。 自分が醜くて「ああ、つらい、つらい。」と毎日思っていたあの頃を思い出します。 歌詞も映像も良くて、しかも音程が私に合っているので、この曲以上に好きになるものは無いと思うくらい大好き！

ヨルシカの文学好きにぶっ刺さる歌詞とても大好き

この歌が出た時、n-bunaさんもボカロを辞めてしまったと悲しくて悲しくて、でも、この曲を聞いた瞬間に最高だと思いました。 ナブナさんの優しいメロディーに柔らかいスイさんの声が合わさって心に溶けていくようなそんな感覚になりました。 エルマとエイミーの物語を知ってから戻ってくると全然感じ方も違って驚いています。うまく言えないけど本当に大好きです。 君なんだよ、ヨルシカ

ラスサビ前のギターソロがヨダカの鳴き声で叫んでるように聞こえてそれだけで泣きそうになってしまう 音だけでこんなにも感情や物語を想起させるってすごい

宮沢賢治のよだかの星を読んだ後で、このMVを観ると、感動が3倍になります。曲中、所々に出てくる文章は全て、よだかの星の本文から抜き出したものたち。ああ、そこでこの文章を引用するのか...と物思いにふけった。ヨルシカさん最高。宮沢賢治最高。そしてこのMVをつくった方たちへ、最大の感謝を。

共テで出てきたから聴きに来た この曲が一番好き

心に響くほんとに素晴らしい神曲

n-bunaさんの曲を、空を歩きながら聴きたい。

共通テストでよだか満点とりました。ヨルシカありがとう。

共通テストで出たので聴きに来ました ほんとに素晴らしい曲

素敵な大人になりたい。こういう人生を豊かにしてくれる作品に見合うだけのお金が払える、そんな大人に。今は高校生だから難しいけれど。

このところ人に会う機会、人と話す機会が減ったせいかヨルシカさんの曲を聴く度に涙がじんわり滲んでくる。 一人が寂しいとか感じないと思ってたんだが、案外そんなに強い人間ではなかったんやな。

夏に聞きまくったわ。花火大会でグループ内カップルできて綺麗にグループ散ったのも懐い

高校1年生になって自分でもびっくりするくらい勉強出来なくなりました。学力以前に頑張れなくなりました。中学時代に持っていた志望校に受かるという夢が気づいたら消えてて何も残りませんでした。遊び回った結果先生に心配され親に泣かれました。自分がとてつもなく嫌になりました。もう逃げ出したくてたまらなくて...ただ意味もなく難関国公立を目指してる自分はなんなんだろう...僕はもう飛べないのですか、よだかが星たちに拒絶されるように僕はまた落とされるのか。なんでこんなに出来ないんだろう。 長文でこんなこと書いてごめんなさい。

n-bunaさんはn-bunaさん。今回も鳥肌もの。泣きそうになるくらい素敵でとても心に響く。

n-bunaさんって感じの曲...人声でも良さが生きてる！

まじでヨルシカって少し儚くて綺麗な曲作るのがめちゃくちゃうまい

ふと靴の花火が聞きたくなって久しぶりに聞いてみたらやっぱりいい曲だなって思った。 名曲って色褪せないなぁ

大学一年生の時にこの曲を知って、この曲が雑貨屋で流れてて、当時はまだ友達同士だった女の子とこの曲にハマって、そこから連絡を頻繁に取り合っていたらいつの間にか彼女になってた この曲のおかげでその子と関わることも出来た 色々と思い出のある曲

この曲いま好きになってもいいですか

さよなら。もうあわないよ。さよなら よだかは心の底から優しい鳥だったからこそこのセリフは沁みた…

受験期に共テ直前でガチ病みして精神崩壊寸前みたいなときにこの曲に出会って何回もリピってたなー、懐かしい