大規模な災害が発生した場合に飯能市のムーミンバレーパークの駐車場が使えるようになる協定が交わされました。
　協定を結んだのは所沢市や入間市など５つの市を管轄する埼玉西部消防組合とムーミンバレーパークの運営会社などです。
　組合が管轄している飯能日高消防署は、県内などで大規模災害が発生し、県外の消防部隊が多数出動した場合の受け入れ先となっています。
　協定では、消防署に隣接するムーミンバレーパークの駐車場を救急車などの緊急車両の駐車場所として無償で活用することが盛り込まれています。
　これにより消防署とあわせておよそ３５０台の駐車が可能となります。
　このほか駐車場の太陽光パネルから無償で電力の供給を受けて、ドローンや車のドアなどを切断する器具のバッテリーに使用するなど、消防隊への支援を強化します。
　組合によりますと、消防機関が県外の消防部隊の受け入れ体制強化に関して民間企業と協定を結ぶのは県内初ということです。
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