専大松戸に事前連絡はしたの? それとも完全サプライズ? 最初「えっ、何これ?!」と狐につままれた気分になった。呆然となった。その場の人気取り、専大松戸の夏は本当に終わっちゃったんだな、ぐらいにしか思わない。専大松戸の選手から、俺たちの分まで頑張ってくれよ、と思いを託されたのだろうか(相手チームから千羽鶴や文字鶴を渡されでもしたら、「よっしゃ戦利品もらった!」とでも言わんばかりに大喜びして受け取りそうだね)。相手は土浦日大じゃなくて神村でしょ。練習試合で対戦した事はあるらしいけど、それ以外に繋がりある?(千葉大会の決勝で習志野のブラバンが拓殖の勝利のテーマのファンファーレ吹いて、専修にプレッシャーかけて自チームを鼓舞しようとしていたのを思い出したけど…意味合いは全然違うな、もし「せんだい」にかけたダジャレだったら、「松戸で待つど」と言ってるのと同じぐらい寒いですね) 演奏は育英の方が重厚感があると言えるので、仮に来年以降も使い続ければこっちがスタンダードになるかもしれない。ただ、この種の御涙頂戴風のチープな演出が多くの観客を感動させたのが事実だとしても、結局何を表現したかったのか自分には全然わからないし、表面的なリスペクトの裏側には鼻持ちならないナルシズムと自己満足を内包している場合も少なからずあるだろう。専大松戸の応援団の本音としては「傷口に塩」に近いのではないか。換言すれば、専大松戸の無念を自らの養分としていたのではないか、という疑念が頭をもたげてくるのである。 育英のエル・ティグレ(エルは定冠詞、ティグレは虎)は常総学院の「SEE OFF」と同様、発祥と発展の関係に通じるものがあると言えるかもしれない。最初に使用したのは茨城の公立進学校。で、常総学院が甲子園でも演奏する様になってから全国的に広まった。因みに常総学院からは今年24人防衛大学校に進学した。東大現役合格者もいる。 専大松戸は去年の秋からずっと大健闘して千葉県で秋・春・夏公式戦無敗という最高の成果を残した(今後二度とないんじゃないかと思うぐらいの快挙だった)んだから、全然無念じゃない!👍👍👍🥇 勝ち抜き戦である以上、最後はどこも必ず敗れて終わる。 That which lives inevitably must die. That which has a beginning inevitably has an end. 生有る者は必ず死有り。 始め有る者は必ず終り有り。 桜も、紅葉も、舞い散っている時こそ格別の趣がある。短い命を燃やすようにして鳴く蝉や光る蛍とも重なり合うものがある。 全てではないが、私も勝者より敗者の方に共感する者の一人。