姫路城薪能 Himeji Castle Takigi Noh

御挨拶
姫路薪能奉賛会\t\t\t
会長　髙石佳知\t\t

　世界遺産姫路城を借景にした第五十二回姫路城薪能。燃えさかるかがり火に浮かび上がる白亜の大天守は新たな輝きを放ち、その華麗な姿は私達にひとときの安らぎを感じさせてくれます。姫路城の凜とした姿を背景に日本を代表する能楽師により演じられる姫路城薪能は、皆様を幽玄の幻想的な世界に誘う日本一の薪能と評されています。毎年、日本のみならず、海外からも多くの方々にご鑑賞頂いております。
　今年は、姫路城世界遺産登録三十周年記念として、人間国宝大槻文藏師、福王知登師による（観世流能）「羽衣」、茂山茂師による（大蔵流狂言）「茶壺」、上田貴弘師、江崎欽次朗師による（観世流能）「小鍛冶」と素晴らしい演者の方々をお迎えし、優雅で華やかな、迫力ある演目でございます。
　また、能楽を親子で学ぶ、姫路城薪能体験小中学生親子教室発表会も開催します。
親子教室も十二年目を迎え、稽古を重ねた成果をぜひご覧下さい。
　姫路薪能奉賛会は、昭和四十二年、姫路城に夢と新しい魅力を創出したいとの思いから設立し、半世紀にわたり継続して姫　路城を舞台に能楽の楽しみを提供し続け、伝統文化の継承と姫路の文化の普及啓発を続けて参りました。
　更なる精進に努めて参ります。
　私達は、薪能の魅力を皆様にお伝えできますよう準備致しました。
能楽の幽玄の美をご堪能下さい。
　また、ご出演くださいます先生方をはじめ物心ともにご指導とご支援下さいました兵庫県、姫路市、姫路商工会議所、各事業所の皆様、そしてご協賛下さいました市民の皆様には会員一同衷心より感謝申し上げます。

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