D線とG線を純正の5度よりやや高めに調弦する、というのはいろんな方から聞きます。佐久間先生の解説を聞いて、なるほどと思いました。 わたしは音程と言うのはメロディーラインの美しさとしっくり感、おさまり感が大事だろうと思ってやってます。節目の長い音は響き優先、メロディーを弾くときはメロディーが浮き立つように(とくに導音は高めに)、メロディー以外のパートを担う場合はメロディーの音程に合わせる、それを感覚的になんとなくできるようになる、というのが目標です。 コーラスをやっていたとき、もう10年以上前になりますが、Ave Verum Corpusのテノールパートで、ラの音が6小節、13個続く箇所があって、同じラでも、「このラはやや高く」「ここは低く」と指揮者から細かく指示されたのは今も覚えていて、音程とはこういうもの(まわりの音との関係で臨機応変)だ、といまも思っています。