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【目次】
00:00 オープニング
00:24 御文(おふみ)の話
01:51 御文「白骨」の話
05:51 タイトルコール
06:03 本編「余命1ヶ月の花嫁の言葉」と「蓮如上人の言葉」について
06:08 続:御文「白骨」の話
07:05 御文「白骨」素読
13:12 続:御文「白骨」の話
17:09 「後生の一大事」の話
21:08 映画「余命1ヶ月の花嫁」の話(余命1ヶ月を半年と言い間違えていますm(__)m)
27:37 「生きる」ということは?の話
38:03 続:御文「白骨」の話
40:20 エンディング 恩徳讃
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法話「余命1ヶ月の花嫁の言葉」と「蓮如上人の言葉」真宗大谷派僧侶 高科 修 師
浄土真宗は誤解されやすい宗派である。
と昔から言われています。
特に親鸞聖人や蓮如上人の語られた言葉が、誤解され間違って世に広まっています。
現に、「間違って使われている言葉ランキング」の第3位に『他力本願』が入っているのですから。
ちなみに…
1位 ハッカー
2位 確信犯
3位 他力本願
4位 破天荒
5位 姑息
だそうです。
『他力本願』にかかわらず、浄土真宗の宗教的解釈を説いた言葉は、しばしば誤解され間違った解釈をされて世に広まっています。
蓮如上人の書かれた『お文』いわゆる全国のご門徒さんに宛てた手紙、その中の1通『白骨のお文』もその1つです。
人の生き死の無常を淡々と詩的に綴った文。
その無常故に浄土に生まれることをもっとも重要とすると綴られいると誤解され、間違って広まってしまいました。
『後生の一大事をこころにかけて念仏せよ』
この白骨のお文の一文がその誤解を、間違った解釈をおこさせました。
『後生の一大事をこころにかけて念仏せよ』のこのお文。
『後生』を
生きた後
↓
死
↓
死んだ後
↓
浄土
と間違って変換してしまいました。
『一大事』を
↓
もっとも重要なこと
もっとも大切なこと
と変換し
『念仏せよ』を
↓
南無阿彌陀仏さえ唱えておればよい
このように間違って解釈をされて
世の中には…
「人の生き死は、一生は無常であるから、皆々浄土に生まれることが一番大切である。浄土に生まれるそのためには、南無阿彌陀仏と念仏をとなえば浄土に生まれることが出来るので、念仏を唱えなさい」
こう一般的に広まってしまいました。
『白骨のお文』
…『後生の一大事をこころにかけて念仏せよ』
の真意は、実は上記の解釈とは真逆です。
無情故に、遺された私たちが、明日を今日を生きていく『力』になればと綴られた文なのです。
今回の動画は、
白骨のお文…
『後生の一大事をこころにかけて念仏せよ』
が、なぜ遺された私たちの今日を生きる力になるのかのお話しです。
動画を最後までご視聴頂ければ幸いです。
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子供のころ見たり読んだりした映画や小説を、大人になってあらためて見たり読んだりすると、まったく違った感じ方をすることが、しばしばあります。
それは…経験をつんで物事を深く見たり感じたり出来るようになっいるから…また逆に子供の頃の純真さを失っていたりするからと…その理由は様々です。
この『小話』も…繰返し読んでみてください。自分が健康なとき、病気のとき、恋をしているとき、失恋したとき、楽しいとき、怒っているとき、身近な人の死を経験したとき…さまざまなときに読んでみてください。そのたびに、書かれている文章は同じでも、感じ方・捉え方はきっと違ったものになるはずです。
釋 完修
合掌
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