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6月の初旬
まだ朝は何気に寒い東京
夏の幻を早く見た過ぎてトニックウォーターを
思いつきで作ってみることにした「頭文字B」
こんなに簡単に美味いドリンクが作れていいものだろうか…
こんなに簡単に夏の幻を目の当たりにしていいのだろうか…
これは幻だ
しかしなんだこの確かな余韻は
いや、これは余韻という名の残像だ
確かにそこにあったのだ
だからこそ残像なのだ
幻の残像
これは抽象的であり物理的だ
あるいは人間そのものだ
夏の匂いがする
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