間一髪で土石流から逃げきれた消防士が語る当時の様子「全滅していてもおかしくなかった」(静岡県)【熱海土石流】

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SBSnews6

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3 жыл бұрын

7月3日に土石流が発生した際、押し寄せる土砂から間一髪で逃げ切れた消防士2人が、当時の様子を語りました。
<熱海市消防本部 杉野巧当直司令>「もう足元まで自分の時は来ていた。広がったので、そこはゆっくりだった、土石流自体は凄い勢いでまっすぐ下に下っていったが、その広がりがゆっくりだったので、何とか足元くらいまで。(足元というのはどの辺り?)この辺まで、一緒にこう逃げた感じ」
 足元まで迫っていたという土石流。2人の消防士は第2波とされる土石流からギリギリで逃れました。逃げる様子はツイッターに投稿された動画にも映っていました。
<熱海市消防本部 杉野巧当直司令>「私からの目線だと、来ている土砂がゆっくり動いてくしかまだ分からなかった。それでいきなりドカンと来たので、ギリギリまで反応ができなかった」
<熱海市消防本部 上田洋警防主幹>「大声で叫んだ、直ちに退避してくださいということで。山側を見ると、すごい速度だったが、土石流が流れてくるのが見えた。隊長の方に直ちに退避しろということで声を発した。その映像が今、流れている映像だと思う」
 熱海市消防本部は土砂災害の通報を受けて13人の体制で伊豆山に出動しましたが、山から流れ出た土砂に阻まれ通報のあった場所にはたどりつけませんでした。映像に映っている建物の付近で住民に避難を呼びかけていた際に、第2波とされる土石流に襲われました。
<熱海市消防本部 上田洋警防主幹>「速度がとにかく速かった。目撃して数秒後には、もう自分のいる道路の所に土石流が流れてきた。たまたま谷沿いに土石流が流れていったから良かったが、もし自分たちの道路側の方に土石流が来ていた場合、全隊全滅していてもおかしくないような状況だった。間違いなく巻き込まれた場合、命を落とすという恐怖感があったので、車両もちょうどバックをしていたので、その隊員にも呼びかけながら退避するような行動をとった」
 気づいた時には巻き込まれかけていたという土石流。住民にとって早い段階での避難がいかに大切かを物語る証言です。
#オレンジ6 7月12日放送

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