松喬さんの交友録。
「河内おとこ節」で有名な中村美律子さんと松喬さんとは、ご縁があって
平成20年1月 新歌舞伎座
6月 新宿コマ劇場
どちらも1ヶ月興行の舞台をご一緒させていただきました。
舞台稽古の後 2ヶ月もご一緒させて頂くと
気心のしれた 気の置けない
「みっちゃん」「師匠」と呼び合う間柄になりました。
中村美律子さんの歌にも表れていますが、情のある とてもお優しいお人柄で
亡くなる数日前もお見舞いのお電話を頂いたり
亡くなってからもお手紙でお悔やみを頂戴しました。
ご一緒したお芝居は、田辺聖子さん作｢出ばやし一代｣中条きよしさんが、噺家 。中村美律子さんが、その妻で 下座の三味線弾き、松喬さんは、噺家の役で
毎回違う小話で出演者を笑わせていました。
平成23年7月 中村美律子さんのデビュー25周年記念公演が、あり、
松喬さんの出演は、なかったのですが、その時のお芝居が、「高津の富」をモチーフにした「浪花人情喜劇 高津さんのお恵み」だったことから
古くからのお知り合いでもある新歌舞伎座の方からお声掛け頂き 休演日のうちの一日
落語「高津の富」をメインにした松喬さんの落語会を
急にする事になりました。
その日の1階席は、一般のお客様。2階席には、本公演 出演者の皆様、
そしてまん真ん中で
誰よりも一番ケラケラ笑ってらしたのが、中村美律子さん。
松喬さんの落語が、お好きで、繁昌亭にお越しいただいたり、このKZfaqチャンネルも登録していただいてます。中村美律子さん 本当にありがとうございます。
と言う事で、今回は、松喬さん47歳の「高津の富」でお楽しみ頂きましょう。
六代目 笑福亭 松喬
落語公式チャンネル
「高津の富」
平成9年10月14日
東京国立演芸場
第5回東西三人会より