【山の様子】
〇山を選ぶ
週末になると天気が悪かったり、オンライン会議や研修が入って山に行けず、体がむずむずしていたところ。動きたくて動きたくて。久々に天気も良く一日自由にできる日を確保。少し長めのコースを歩きたいと思い、前々から気になっていた高羽ヶ岳・物見ヶ岳の縦走コースを歩くことにした。
〇駐車地と登山口
国道9号線から入る大規模林道にの先にある登山口を目指す。登山口はちょうど阿東町と山口市の境界の標識のある場所になるらしい。まずは路肩に車を停める。道路は十分に広いし交通量はかなり少ないようなのでそれほど迷惑にはならないだろう。その他目立つ標識などはないのでyamapを起動して登山口を調べ、ガードレールの切れ目あたりをよく見るとピンクテープと色褪せたかまぼこ板サイズの標識を発見。なるほどここから登るのか。
〇高羽ヶ岳への登山道
ちょうど車を見下ろすように細い道を登る。徐々に道は広くなってくる。さっそく急登か？と尾根を見上げたが右側に巻き道があり一安心。尾根にでると笹の道になる。しっかりと刈ってあり歩きやすい。登りもやや急なところがある程度だ。少し登ると左手に展望が利くポイントを過ぎ、もう一つハシゴのように木の組まれた展望ポイントに出る。この辺りは687mピークのようだ。その先には長門峡ルートへの分岐が右に分かれる。ここが尾根コースとの合流点のようだ。もちろんここはまっすぐ高羽ヶ岳へ向かうルートを行く。ここからしばらく下り鞍部に出ると右に道がある。標識にはたたら水場と書いてある。この辺りでも製鉄が行われていたのだろうか。
さらに進むとまた右に分岐する道と出会う。「道の駅長門峡険路上級者コース」とのことだ。笹ヤブに覆われていて、いかにも険路らしい。どうもyamapルートはこの道らしい。
〇高羽ヶ岳山頂
そしてその先ロープと笹薮の登りを抜けると視界が開け、高羽ヶ岳山頂に到着する。こじんまりとした山頂エリアにはベンチと木組みの展望台らしいものがある。ちょっと勇気を出して登ってみる。ふわんふわんと揺れるがほんの数m高い位置から見るだけで、まるで景色が違って見えたのも感動した。
ところでyamapのピークのマークを見ていると、山頂はこの地点ではなくて少し離れた地点のようだ。その方角を見ると、笹薮に向かってわずかな踏み跡がある。意を決して行ってみることにする。踏み跡は一応あるので、それにそって腰をかがめて笹のトンネルをかき分けて進む。行った先には・・・特に何もない。そうだろうと思っていたけど。
〇物見ヶ岳への登山道
それでは次は物見ヶ岳に向かう。高羽ヶ岳山頂から少しだけ笹薮を突っ切ると、あとは天然林となる。まずまず軽い傾斜なので歩きやすいのだが、踏み跡が不明瞭なところも多く、ピンクテープがないと迷ってしまいそうだ。続く下り道なのだが、今回はピストンコースなので、帰り道にこれを登るのかと思うと喜べない。
これと言って特徴のない林の中をアップダウンを繰り返しながら進む。木々越しに物見ヶ岳が見えるようになり、高い木々のない明るい鞍部からさらに登り返す。ここから先もピンクテープを頼りに進む。徐々に傾斜は緩やかになり主尾根の道となる。山頂間近で右後方への道が分岐する。ここもyamapのルートのようだ。
〇物見ヶ岳山頂、狼岩
まっすぐに山頂を目指し、最後の登りを登り切ると木々の間から青空が見える。物見ヶ岳山頂だ。やはりここも山頂エリアは狭い。ベンチもあり展望も良くいいポイントだ。ここで少し休憩をとり、この先の狼岩を目指すことにする。しばらく下り道を進むと徐々に展望の開けてくるところが見えてくる。目の前に広がる展望、そしてゴツゴツとした岩。岩の先は崖でその落差にスリルを覚える。高羽ヶ岳も物見ヶ岳も展望は良いのだが、ここはこの開けたスペースといい、スリルといい受ける印象は格段に違う。「うわーすげー！すげー！」とつい声が出た。
〇山メシ
やはり景色の良いところで山メシにしたいのだが、狼岩は少々怖く、落ち着いて食べられるところがいいなと思い、物見ヶ岳山頂に戻ることに。戻ってきました。この安心感、ほっとしながら山メシにする。今日は総菜パンが食べたくて、ソーセージの揚げパンとハムエッグのパンを買ってきた。そのまま食べてもいいのだが、せっかくならホカホカをと思い、温める方法を調べてきた。今日試したのはアルミホイルに包んで、メスティンに入れてバーナーで熱する方法だ。パンはそれなりに温まったが、火が当たるところはこげてしまった。全体の温まり具合から考えるとアンバランスだったので、まだまだ研究が必要だ。でもレギュラーコーヒーとともにおいしくいただいた。
〇下山
後は下山だ。少なくとも高羽ヶ岳までは同じ高低差を乗り越えないといけない。縦走ピストンの辛いところだ。だが、帰りは一度通った道でもあるし気分的に多少はゆとりがある。行きで下った道を、思った通り辛い思いで登る。雲はすっかりとなくなり晴天が広がってきた。メインの狼岩では雲の多い空だったけどなぁ・・・と少々残念に思いもしたが、十分に満足の山歩きができたと思う。さて、明日からも頑張ろうか。
【BGM】
dova-s.jp/bgm/...
wind of tomorrow
written by のる
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街角
written by table_1
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Precious Time
written by MFP【Marron Fields Production】
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Retro-romantica
written by のる
※山メシ
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written by NEKOZOU
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ショコラ・ラ・ラ
written by のる
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綾風
written by のる
【chapter】
0:00
0:29　マップ
1:16　登山口
3:11　高羽ヶ岳
4:44　物見ヶ岳
5:07　狼岩
6:07　山メシ
7:10　下山