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東山動植物園で行われる夏限定の「ナイトZOO」。めったに見られない動物たちの夜の生態。いったいどんな姿なのでしょうか。
「ナイトZOO&GARDEN」を開催している東山動植物園。通常は16時50分に閉園していますが、8月16日・19日・20日は夜8時半までの営業です。とりわけ人が多く来ているのは、7月オープンしたばかりのアジア熱帯雨林エリアです。
お目当ては「スマトラトラ」という絶滅危惧種。インドネシアのスマトラ島に生息しているトラですが、夜にどのような表情を見せてくれるのか。東山動植物園の小川夏季さんに話を聞きます。
――ナイトZOO&GARDENは毎年恒例の人気のイベントですが、人気の理由はどんなところにありますか。
小川さん:
「ナイトZOO&GARDENは、夏の夜間に動物や植物をライトアップして皆さんに見てもらうイベントです。夏の日中は暑くなっていて、動物たちも木陰で休んでいることが多いので、夜の時間になって多少活発に動くようになっている姿を見ていただけるかと思います。
お客さんも夏の時期は暑いと思うので、涼しくなった夜に動植物をゆっくりご観覧いただくことができるイベントです」
―― 夜に見るトラも、たくましい顔つきをしていますね。日が落ちるとライトアップもされるということですが、どのようなイメージになるのでしょうか。
小川さん:
「トラはオレンジ色の照明でライトアップする予定です。アジアの熱帯雨林エリアはヤシの木なども幻想的にライトアップして、リゾートのようなイメージになっています」
――トラはオレンジとのことですが、動物によって色が変わるのですか。
小川さん:
「スマトラトラのような肉食動物はオレンジで照らします。草食動物は緑色、カリフォルニアアシカ、ペンギンなど水辺の動物は青でライトアップしています」
カンガルーも活発に!
――人気のエリアに「アカカンガルー」があります。昼間のカンガルーはずっと寝そべっているイメージですよね。夜行性なので、17日は日が落ちてきて活発になってきたように思います。
小川さん:
「今の時期はとても暑いので、昼間は木陰でぐでんと休んでいることも多いと思います。日が沈んで涼しくなってきて、多少動きが出てきたかと思います」
――ほかにも夜行性で夜に活発な動きを見せる動物はいますか。
小川さん:
「アメリカビーバーなども夕方頃から活発に動き出すので、泳いでいる姿などをお客さんに見てもらうことができるかと思います」
4年ぶりに入場制限なしで開催
――ナイトZOOは毎年恒例の人気イベントで、入場制限がないのは4年ぶりだそうですね。
小川さん:
「2022年度は新型コロナウイルスの関係で、入場制限をしていました。今回は入場制限なしで開催しています」
――どのような気持ちですか。
「2022年度は事前予約が取れず、来園できないお客さんもいました。しかし今回はそのようなことはありません。多くのお客さんに楽しんでもらえると思います」
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