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動物園の話題です。
こちらは国の特別天然記念物で、奄美大島と徳之島にのみ生息する、アマミノクロウサギなんですが14日から、鹿児島市の平川動物公園で28年ぶりに常設展示が始まりました。
安楽遥 記者
「14日からアマミノクロウサギの展示が始まりました。アマミノクロウサギは夜行性ということですが、今は餌をおいしそうに食べています」
アマミノクロウサギは奄美大島と徳之島にのみ生息している固有種で、国の特別天然記念物に指定されています。
14日、平川動物公園でお披露目されたのはメスのテツコ。
14日朝は、エサの野草をもぐもぐ食べていました。
テツコが透明なガラスにぶつからないよう黒いテープが貼られていて、少し見えにくいですが、時折、隙間から顔をのぞかせカメラをチラチラ。
2012年10月、瀬戸内町で道路に横たわっているところを保護されたテツコ。
交通事故でアゴを骨折していて、定期的な治療が必要になり2019年3月に平川動物公園にやってきました。
平川動物公園施設展示課・大沼美聡さん
「骨折自体は治っているが(アゴが)ゆがんだ状態でくっついているので、テツコは月に一度麻酔をかけて獣医師に、歯をトリミングしてもらわないと生きていけない。野生に戻すことは難しい」
平川動物公園では1980年からアマミノクロウサギ10匹の常設展示を行っていましたが1995年までに全て死んでしまったそうです。
14日から始まった常設展示は実に28年ぶりです。
アマミノクロウサギは、黒い毛並みと短い耳や足が特徴です。
平川動物公園施設展示課・大沼美聡さん
「アマミノクロウサギはウサギの中でも、原始的な形質を残していると言われていて、平川動物公園では一般的なウサギも飼育しているのでぜひ比較してみてほしい」
奄美が世界自然遺産に登録され、希少な種を守る取り組みも活発になっていますが、現地では交通事故で死ぬ固体が引き続き後を絶ちません。
平川動物公園施設展示課・大沼美聡さん
「パネルを用意しているので読んでもらって、自分にできる事や気をつけないといけない事を考えてほしい。ケガや病気が交通事故など、人の生活と密接な関わりがあるものが原因ということを知ってもらう機会になれば」
午前中にエサをあげるので、午前中の方がテツコを見られる可能性が高い。