金曜日の夜９時。東京・豊洲のマンション暮らしの、高崎さん一家はどこかへ出発。東京を後にします。共働きの両親と、２人姉妹の４人家族で、二女は中学受験に向け毎日勉強の日々。そんな高崎さん一家、車で２時間半の道のりの先に待っていたのは、週末を過ごす第２の生活拠点。実は、今人気の“２拠点生活”をしているのです。場所は長野県・上田市。クラインガルテンと呼ばれる、畑に宿泊用の建物がついた「滞在型の市民農園」で、上田市が「都会の人に農村地域とのつながりを持ってもらえれば」という狙いで今年４月に開園。コロナ禍の影響もあり人気で、９棟全てが契約済みです。１００平方メートルの畑付きで、利用料は年間５６万円。ロフトのある７畳ほどのリビングに薪ストーブも付いています。両親は「アウトドアが好きで、都会生まれの子どもたちに自然豊かな暮らしを体験させたい」との思いから東京と長野との２拠点生活を始めたのです。子どもたちのここでの楽しみは農作業。「こんなに本格的に（農業を）やったことがなかったので楽しい」と娘たちは自然豊かな生活を満喫している。父親は「自分の仕事とか、子どもたちの学校のこととかを考えると移住に踏み切るのは難しい。二拠点居住はいいとこどりできるんじゃないかな」と話す。２拠点生活には様々なスタイルがある。千葉県の最南端、南房総市に１棟３００万円の小屋を買ったのは、埼玉県川口市に住む西岡さん一家。コロナ禍で、都会では家にこもりがちの子どもたちもこの場所でのびのびと楽しむことができているという。そんな一家が、今年ハマっているのが海釣り。夕食は釣った魚という贅沢さ。そして夕食の準備では子どもたちが、驚きの技を見せてくれた！
（2021年12月6日放送「news every.」より）
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