ロシアが冷静に損得勘定していたら長期化が明らかになった時点で打ち方やめ、となったでしょう。(そこまでの冷静さは世界中どの国にもなさそうですが…)ご指摘のとおりロシアが崩壊する事態は避けるでしょうが、逆にそうでなければ"at all costs"でウクライナを服従させようとするのだと思います。とは言え現時点ではそれも現実的なシナリオではないですし、今後の西側の支援も(少なくとも)ウクライナの完全敗北は避けるように行われるでしょう。 次なる特別軍事作戦があるかどうかについては、ヨーロッパ方面ではせいぜいベラルーシのさらなる属国化を企図したもの(非軍事的手段で試みて失敗した場合など)くらいかもしれませんが、兵力もロジも拡大させたことですし、ウクライナとの戦争が落ち着いた後で中央アジアの旧ソ連諸国にちょっかいを出す可能性は捨てきれないと思います。 まぁ、シリア内戦を見てもわかるように、アジアで民間人が数十万人単位で殺されようが、西側メディアでは露宇戦争ほどの取り上げ方はされないでしょうし、日本のメディアも同等かそれ以下でしょう。露宇戦争でロシア軍が極東のアジア系少数民族を駆り出して捨て駒扱いしていることも含め、同じアジア人として悔しさを禁じ得ないですが。