リアガラスにコーンズのステッカーが貼られてるので、正規輸入された個体ですね！ ファントムⅥを所有されてる方のKZfaqでは、正規輸入されたのは19台とのことですので大変貴重な車です。

30年振りですね！ 旧ファントムの方が私は好きです｡ 『無限の仕様がある』 当時のレートにもよりますが､ ''基本仕様で1億8千万円から'' ''オーダーが入ってから1年5ヶ月かけて材料を探す､材料が集まってから職人が作る…てなもんだから､納車は3年5ヶ月先''と言う『途方もない時間をかけて作られる､(新車オーナー様にとっては)''世界に一台だけの､私のクルマ''となる｡』 コノリーレザーひとつにしても､ ロンバルディア高原の､有刺鉄線のない牧場で飼われている1200頭の牛から剥いだ牛革を蚊に刺された痕ひとつない滑らかな物を！とこだわってたら､1年や2年では1台分もムリ！って事になるし､ソコで合格しなかった物を通常のシルバースパー/スピリット(SZ系)に回して､それでもダメなら よそ様(具体的にディムラー社)にお下がりして､先ずはDS420リムジーンに､次いでダブルシックス/ソブリン系に使い､やっと次にジャグワーの上級仕様向けに､そこから外れた物がローバー車(当時のちょっと以前の 通称:P系 と呼ばれたエグゼクティブ•セダンのV8エンジン搭載車限定)に使われ､最終的には 小さい高級車 の異名だった ヴァン＝デン＝プラス社のプリンセス•セダンに使われる所まで下りて来ます｡このヴァン＝デン＝プラス社にも当時はロールス・ロイス社製の4.0Lエンジンを積んだラージクラスのセダン『4L-R』が存在していた頃は事情通の方ならご存知の1200/1400ccのプリンセスに回すより先にこの4リッターRの方に回していたらしい｡だから､1200時代のプリンセスは､後期の1400よりも牛本革の使われている面積がやや少ない､と言う事実がある｡(通常のマス＝プロダクションから見ると真逆の事をしている結果となった→その事が､架装メーカーとしてのヴァン＝デン社の息の根を止めてしまう形となってしまったが…) と革シートひとつとってもこれだけのストーリーだから､木材は？鉄板は？(鋼板→フルアルミボディー/職人総叩き出し板金加工品→プレス機に一切お世話になっていない(！)と枚挙いとま無し｡ 如何に新生ロールスになってからのBMW社がコスト計算をやり尽くしたかが伺い知れる一面ですね！ 【何故そこまで旧ロールスの語りが出来るかって？】 さすがに新車は買えませんでしたが､新古車なら！と頑張っていましたからねぇ…パソコンも無い時代でしたし､足で稼ぐ！とばかりに出掛けてて行って物件を見ながら､とか雑誌や洋書で知識の詰め込みもしていましたしね！シルバークラウド〜シルバーセラフまでは異様な程に詳しかったですよ｡対向車で走って来ると､大体何年式だか何仕様だかほとんど 4:22 分かっていましたから｡昭和の終わり頃から平成のヒト桁時代に並行で上陸している希少モデルが どのコーチワークか？どこの港で上がって来ているのかさえ知っていましたから｡ チャールズ国王陛下が どの様にお考えかは存じませんが､たまには車庫内の旧ファントムを引きずり出して来てお使い頂く粋な場面も見てみたい気がします｡エリザベス女王陛下の遺品のひとつでもある ファントム6が今だに健在なのは､旧車ファンなら誰でも知っている事ー｡ベントレー•ステート•リムジーンばかりじゃなく､是非にファントム6を！！ ''さすが『正しいメンテナンスフィーの上には､人生の２周分をお仕えする事が出来る ロールス・ロイスがあります』と堂々とカタログに書いているだけの事はあります｡ 恐るべし…究極の姿だと思います｡

2億円もしたの？ 現行のロールスロイス-ファントム8シリーズIIでさえ、基本価格はそこまで高額ではないはずです。 現代のロールスロイスよりも、往時のロールスロイスの方が遥かに高価だったのでしょうか🤔