【音楽ガチ分析】ラヴェル『道化師の朝の歌』~ メロディと伴奏で調が違う⁉ 美しすぎるメロディ&爆盛り不協和音で現代音楽を先駆ける

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音楽ガチ分析チャンネル

5 ай бұрын

モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel)の組曲「鏡(Miroirs)」より『道化師の朝の歌(Alborada del gracioso)』を分析します。
質問・意見はコメントにて。
☆楽譜の動画→ kzfaq.info/get/bejne/adh_os-Q3LXVfYU.html
〈モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel)〉
管弦楽の魔術師と評される、20世紀前半の作曲家。
フランスで当時としては先鋭的な音楽性を磨き、賛否両論を生む。
バスク人の血を引き、スペイン音楽に対して強い意識を持つ。
〈総評〉
【楽式】
・明瞭な3部形式。
・フーガやソナタを意識した展開。
 例:主題が様々な調で提示される (提示部的)
   属機能保続部が頻繁に登場する
   最後の主題回帰部にこれまでの音楽的素材の断片が散りばめられている (再現部・嬉遊部的)
   曲尾が属音保続→主和音保続による (結尾部的)
 →ラヴェルの古典音楽に対する造詣の深さがうかがえる。
【拍子・スケール】
・スペイン音楽に対する意識。
 →フラメンコ風の6拍子
 →カスタネットのカレティージャを思わせる装飾的な連符
・フリギア旋法が全体に用いられる。
・フリギア旋法のメロディが長/短旋法でリハモされ、ある種の複旋といえる。
 →部分的な調 (=伴奏によるその瞬間の調性)と、全体的な調 (=メロディが貫くフリギア旋法)。この複旋は、道化師の持つ2つの顔を描写したものと解釈可能。
・長短合成的な響きが全体に貫かれる。
 →フリギア旋法の第3音上変 (フリジアン・ドミナント・スケール) や、長短合成和音など
【メロディ・和声】
・2度でぶつかる音が大変多い。
 →解決しない非和声音による長短2度の打撃音。不気味でおどけた軽快なリズム感の要
 →短2度・短9度は、しばしば長7度に転回して響きの汚さを低減する。ヴォイシングの工夫
・和音には、ずれ音・装飾音が大変多い
 →属七の第7音を上変(もしくは主音を下変)させた 7thの音が特徴的。この音は属音に対する導音 (導属音)
 →上下両ずれ音も頻出
 →属和音第5音の変位も頻出。特に下変はフリギア終止にかかわる
 →厳しいずれ和音は、音数を少なくすることで汚い響きにならない工夫
・解決しない装飾音 (倚音・刺繍音など) が大変多い
 →もはやテンション・ノートとみなすべき。 マイナー9thやメジャー9thといった美しい和音が多用される
・完全5度の響きが重視される
 →7th・9thのテンションは、完全5度の音程で支えられがち
 →低音位に完全5度が置かれ、 厳しい和音を下から支える
 →空虚5度の和声も頻出
 →連続5度は自由に用いられる
・転回形が少なく、原形の多い和音
・導音の解決が執拗に避けられている
 →旋法性を強調するため
 →調性を曖昧にするため
-------------------------------------------------------------------------------------
作曲家のトイドラ → tomita-haruki.studio.site/
#ラヴェル
#Ravel
#MauriceRavel
#音楽理論

Пікірлер: 74
@YamaHotaru
@YamaHotaru 4 ай бұрын
ネットサーフィンをしていてたまたまこの動画に出会いました。 ラヴェルの、不協和音っぽいのに不思議と美しい響きに長年(40年近く)魅了されてきたのですが、この動画で長年の謎が解けたように思います。また、益々興味深くなりました。大変貴重な解説ありがとうございます!!
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
大変嬉しいコメントです! 動画みていただきありがとうございます。
@moonriverspector
@moonriverspector 5 ай бұрын
解説、面白すぎる!ありがとうございます。
@fierie5467
@fierie5467 5 ай бұрын
楽譜だけの動画のコメントで制作予定と拝見してからずっと待ってました! ラヴェル曲は学びの塊ですね……
@user-hp6gh5jd9z
@user-hp6gh5jd9z 5 ай бұрын
めっちゃ分かりやすい解説、ありがとうございます!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
こちらこそ、いつも Super Thanks をいただきありがとうございます! 励みになります!
@user-hp6gh5jd9z
@user-hp6gh5jd9z 5 ай бұрын
おぉ、フリジアンドミナントスケールはえっちな響き…今日はこれだけ覚えて帰ります。
@Fubuki0a
@Fubuki0a 5 ай бұрын
ラヴェルめちゃくちゃ好きなのでありがたいです!選曲が中々素晴らしい。 音楽用語等分からないので勉強してからまた繰り返し見たいと思います!ありがとうございます!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
そう言って貰えて嬉しいです!
@az-ru2084
@az-ru2084 4 ай бұрын
クラッシックの知識ゼロだけど解説してもらうとこんなに分かりやすいの感動です
@yaokidokidoki
@yaokidokidoki 5 ай бұрын
属音への導音解決 大変勉強になります
@jigacic
@jigacic 5 ай бұрын
すごいっ! ありがとうございます!
@user-qr2mq5rb4u
@user-qr2mq5rb4u 3 ай бұрын
ついつい また 見てしまうなあ
@marika-haruno
@marika-haruno 2 ай бұрын
素晴らしい解説!堪能しました。この曲、大好きです。
@toyoyo152
@toyoyo152 5 ай бұрын
本当に理解しやすいアナリーゼ 私にはとてもここまで分析出来ません。無茶苦茶勉強になります。
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
そう言っていただけて何よりです!
@tsuneonishioka3118
@tsuneonishioka3118 4 ай бұрын
いやほんと勉強になりますし、音楽っていいなぁと改めて思いました。1番好きな作曲家のラヴェル。こんなに沢山の要素が含まれているなんて全く考えてなくて…ますます好きになりました。 ありがとうございます♪ まさか1時間以上標準速度で見ることがあるとは思わなかったです😆
@user-sz2pd9xi1c
@user-sz2pd9xi1c 4 ай бұрын
はじめまして。 この曲🎵譜読み中です。難しくてなかなか先へ進みませんが、なんとしても弾けるようになりたい大好きな曲です。 動画を拝見し再び頑張ろうと思いました。 ご丁寧で楽しい解説をありがとうございました。😃 参考にさせていただきます。
@kazukinagumo1196
@kazukinagumo1196 5 ай бұрын
ラヴェルとドビュッシーは音楽史では同じ印象派って事になってますが、その作風はかなり異なってます。 ドビュッシーの音楽は自然描写的ですが、ラヴェルは建築的です。
@dkanpgaj
@dkanpgaj 5 ай бұрын
丁寧な解説ありがとうございます。私はクープランの墓のフォルラーヌに特にラヴェルらしさを感じますが、解説を聞いて道化師の−も負けず劣らずラヴェルらしさ満載の名曲だと言うことがよくわかりました!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
動画見ていただきありがとうございます! フォルラーヌも大変ラヴェルらしい曲ですね。
@0730issop
@0730issop 4 ай бұрын
ボレロがラベルらしくない曲は激しく同意です。ラベルの曲は美しいですが、ここまで凝った曲を書くとは驚きました。因みにクープランの墓を聴いてラベルが好きになりました。
@user-zh6fs3tt9m
@user-zh6fs3tt9m 5 ай бұрын
ラヴェルという作曲家も、当然この曲のことも知らないままでなんとなく視聴し始めました。 すると第一主題が出てきたところであんまりにも美しかったので動画を止めて、原曲を聴きに行ってそのままこの動画に戻ってきました。 とっても美しくてカッコいい曲ですね! 個人的には中盤の「メロディが綺麗なら後ろでどんなコードが鳴っててもええやろ」ゾーンは現代のポップスの流れともちょっと符合するところがあって面白いと感じました。
@raji0625
@raji0625 5 ай бұрын
レッスンはこれで充分充実。
@user-ih2ih7vt7c
@user-ih2ih7vt7c 4 ай бұрын
センスの塊のラヴェル。 音楽の教科書に載ってましたが ”なんてカッコイイ人なんだ!” と。 あのいでたちで 洒落、完璧主義はわかりますが・・・
@user-by4xn5os3h
@user-by4xn5os3h 5 ай бұрын
投稿お疲れ様です!曲分析リクエストです!中島美嘉「STARS」という曲の分析をお願いします!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
中島美嘉、実は気になっていました。 「STARS」聞いてみましたが、非常にコードが凝っていていい曲ですね。 候補リストに入れておきます!
@antonin9
@antonin9 5 ай бұрын
長い! 長いけど全く退屈せずに全部見てしまいました。 作曲や演奏には関わらない単なるリスナーですが、導音の意味もなんとなく理解でき、おかげで複雑なラヴェルの作曲技法の一端を堪能できました。 私は『道化師の朝』を管弦楽版でしか聴いたことがなく、本当にカスタネットが鳴っているものしか知らなかったのですが、ピアノ版では指がつりそうになる鬼連符なんですね。 名解説ありがとうございました。
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
嬉しいコメントありがとうございます! 楽しんでいただけて何よりです。
@YUeta-df2ui
@YUeta-df2ui 5 ай бұрын
フリジアン・ドミナントとしても解釈できるのですね! 私はMTL(メシアンの移高の限られた旋法)の第2旋法(コンビネーション・ディミニッシュ・スケール)と解釈していました!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
たしかに部分的にコンディミで解釈できる箇所もあると思います! コンディミにも長短合成的な雰囲気がありますよね。
@wajura.anna.
@wajura.anna. 4 ай бұрын
「教会旋法」解説を見直してから、またこちらを拝見しました。 ラヴェルのすごさが、すーっと入ってきます。(私には高度すぎるところは、まあ、置いといて) これだけのものを公開してくださるとは!ありがとうございます! トイドラさんのピアノもセクシーなので、トイドラさんの弾く『道化師』も聴きたい!
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
ご好評ありがとうございます! 実は僕はピアノは全く弾けず……こんな難曲を弾くのは中々難しそうですww
@japan101
@japan101 4 ай бұрын
このメロに泣いた。
@user-pg3ns9wu9r
@user-pg3ns9wu9r 5 ай бұрын
とても面白く、かつ興味深い内容でした! ラヴェルの道化師朝の歌は、僕自身も大好きな曲で、動画を拝見して、そろそろ取り組んでみようかなと思いました! 個人的にはドビュッシーに取り組むことが多くて、ラヴェルのアナリーゼはほとんど経験がなかったのですが、 動画拝見して、ラヴェルが古典の様式をしっかりと踏襲していると言われる理由が理解できました! これまでにアナリーゼしてきた近代のクラシック曲や、ジャズの語法とリンクするところが多く、お!となりました!(半ずれとかドミナント7thのランダム連結、緊張感高まってホールトーンからの着地・主題回帰など…) 今後の動画も楽しみにしています!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
まさにジャズの技法に繋がっていることが分かりますよね。 今後もぜひご覧ください!
@18861954
@18861954 4 ай бұрын
「エロい」音というのはワーグナーでもタンホイザーで古典的な和音が聖なるものを現したのに対し、半音階でうねるようなモチーフが欲情とか性的なものを現したのと関係しているのかなと思いました。聖なるものは権力、神などと密接。対して半音階の動きはタンホイザーやトリスタンの闇や性の世界。我々の感覚もそういうものがあるのか。ドビュッシーの『海』の2曲目を聴いた友人はエロいと言いました。
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
面白いご考察ですね。 ロマン派が半音階を解放したあたりからも、説得力のある考察だと思います。
@YS-sz7rm
@YS-sz7rm 5 ай бұрын
めちゃくちゃ面白かったです!ラヴェルはそこまで興味なかったのに、この曲はドストライク過ぎて色々聴いてみたくなりました!
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
そう言ってもらえて嬉しいです!
@user-sz5xs6lv2b
@user-sz5xs6lv2b 4 ай бұрын
私も大好きな曲です、ピアノ独奏モードの中でも、F.アントルモンの演奏が一番好きです。
@user-gr3by6nx2c
@user-gr3by6nx2c 4 ай бұрын
めちゃくちゃ面白かったです❣️🙂 私は音符も読めない人間ですが、ラベルのこの曲は初めて聞きました🤓が、アメリカの初期のジャズや映画ウエストサイド物語…坂本龍一らに非常に影響を与えた人だ…と耳立ちましたね❣️😎楽典の事は一切解りませんが、そのディテールに至るまでの解説と前後の相互関係…その他諸々の事が理解出来てとても楽しい動画時間となりました❣️ 楽しい音楽の勉強は多分、初めてかも知れません🤓譜面も読めないのに🤓ありがとうございました😊🙏
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
そう言っていただけるのが何よりです!
@user-bk3wn1uf3n
@user-bk3wn1uf3n 3 ай бұрын
私も、とある詞に曲を付けた時に、 ABA'Cという構成で、 ABがABメロ、 A'Cがサビ、 A'はAのオクターブ上、 AはDm、 A'はDmaj(つまりAメロは伴奏はDmなのにメロディはDmaj)、 BはDmからDmajへの転調、 CはDmajのまま終結、 という曲にした事があります。 前にも他の動画の米でフリギアが好きと書いた事があるので、あまり聴いてなかったラヴェル聴いてみます。
@user-bk3wn1uf3n
@user-bk3wn1uf3n 3 ай бұрын
ちな、コード進行は A: Dm | Gm | A7 | Dm B: D7 | G | Bm/D | A7 A':D | E♭/G | A7 | D C:Bm | G A7 | Bm/D Em | A7 D 縦線は小節の境です。
@clubwarszawa
@clubwarszawa 4 ай бұрын
私的ラヴェルの響きといえば、クープランのトッカータと洋上の小舟ですが、そのついでに道化師もよく聞いていました 実はスペイン風味のするラヴェル曲は苦手なのですが、何故か道化師は聞きやすいですね 蛾もめちゃくちゃ名曲ですから、鏡はラヴェルのピアノ曲の中では最高傑作と呼べるかもしれません
@user-in4hy3je9r
@user-in4hy3je9r 5 ай бұрын
1時間超えでビビった・・・
@Nao-ut3cj
@Nao-ut3cj 3 ай бұрын
解説とても興味深く拝見いたしました!和声に関してはほぼ素人ですが、とてもわかりやすく、今まで感覚レベルでは伝わっていた不安定な美しさの源泉を知ることができました。 この魔法のような響きに魅了された結果、ラヴェル以外のクラシック音楽を身体が受け付けなくなってしまった人間です…笑 響きの複雑な美しさといえば「夜のガスパール オンディーヌ」なども気になります。いつか解説していただけると嬉しいです。(ちなみに一番好きな曲はクープランの墓です そちらもいつか解説頂けたら…!)
@toydora_music
@toydora_music 3 ай бұрын
ご好評いただきありがとうございます! ラヴェルはクセになりますよね。 また別の曲も分析したいと思います。
@syntax1987
@syntax1987 5 ай бұрын
お疲れ様でした・・・ 37:45 スパニッシュスケールにはスケール構成音に3半音が含まれてるあたり、この響きはラヴェルにとってのスペインの響きには欠かせなかったのかもしれませんね(偶然かな?) この時代ドビュッシーやバルトークなどもそうですが、ヨーロッパの中心で芸術的とは見做されてこなかった素材を発見、美意識に従って採用していくある種反抗的な姿勢には頭が下がります。
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
動画見ていただきありがとうございます! スパニッシュスケールに3半音が含まれてるというのは面白いご考察ですね。
@thuglifekay
@thuglifekay 4 ай бұрын
独学で音楽理論を勉強している者です。とても面白い解説、楽しませてもらいました。 「単に〇〇しているだけ。なんですが、その実は~」が頻発しておもしろい。元は単純な発想だけども結果は複雑、というおもしろさ。「白鍵縛りでコード三つ変える」とか愉快です。 ところでここで音楽理論の質問したらお返事いただけますか?
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
動画楽しんでいただけて良かったです! まさしく単純な発想から意外な音が生まれる面白さが見事ですね。 コメント欄でご質問いただければ、できるだけ答えさせていただきます。 ただ最近コメントがとても増えたので、少しお時間をいただくかもしれません。 今後はメンバーシップを導入し、メンバーさん優先のコメ返しになっていく予定です。
@thuglifekay
@thuglifekay 4 ай бұрын
@@toydora_music ご丁寧なお返事まことにありがとうございます。 早速なんですが、フランスのシャンソンで「Je suis seule ce soir」という曲があり、大雑把にいいますとC6→B7→C6→A7→Dm7→G7→C6みたいな進行があります。B7を除くと普通にCのダイアトニック進行ですが、このⅦ7はいったいどういう意味合いなのでしょうか?C→B7からEmに行くのはEマイナーの曲でよくありますが、当該曲はあくまでもキーはCだと思われます。この場合のB7はどう解釈すればいいのでしょうか?ご教示いただけますと幸いです。
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
このB7は、実にフランスらしい借用和音ですね。 III調(E-minor key)への部分転調と考えれば、「B7→C」は「V7→VI」という偽終止として解釈できます。 Ⅲの和音やIII調をからめるのはフランス音楽の特徴です。 自分のドビュッシーの分析でも同じようなことを言っていると思いますので、よければ見てみてください。 kzfaq.info/get/bejne/nd2ghc-Im9jVj4k.htmlsi=nG7uDqw1Vk7lm4wO
@thuglifekay
@thuglifekay 4 ай бұрын
@@toydora_music  早速のお返事まことにありがとうございます。 借用和音ですか。たまにC majorの曲でA♭やE♭の和音が出てくると、「あ、C minorから借りてきているな」(いわゆる平行マイナーからのModal interchange)と見当をつけますけれども、それと似たようなことでⅢmから借用しているわけですか。 そのⅢ絡めるのがフランス的なんですね。勉強になります。 お知らせいただいたドビュッシーの動画も興味深く拝見しました。連続するドミナント7thが生む浮遊感はその後に絶大な影響を与えている感じがします。 なんだかすっきりしました。本当にありがとうございました。
@Donburi0319
@Donburi0319 4 ай бұрын
ラヴェルはスペイン音楽について深い感銘を受けて影響を受けたとされていますが そこの同音連打や、そもそものリズム全てどちらかというとカスタネットというよりはギターの奏法の表現という説が有力ですが(ギターで編曲もされてるくらい)、如何ですか?
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
なるほど、確かにギターっぽくもありますね! ギター編曲版もあるとは知りませんでした。 管弦楽版の編曲ではカスタネットが使われているので、カスタネットへの意識もあったと個人的には考えていますが、ギターへの意識もあったように思います。
@Donburi0319
@Donburi0319 4 ай бұрын
@@toydora_music 私は大学時代弾いてた時に文献で読んで納得できた部分だったので、今でも強く信じていますw ちょっと出典は思い出せませんが... カスタネットは、ただ単にオーケストレーションの一環なんじゃないかなと思ってます ラヴェルは類を見ないほど打楽器の使い方が多彩な作曲家でもあるので、それが目立っただけで カスタネット自体は曲の発想自体にはなんら関係ないと思ってます。 先生に聞いたのは、作曲家はピアノの曲を書く時、まずオケでイメージを作ってからピアノに落とし込むんだそうです(ショパン以外) なので、オケの発想の時点で、リズムを際立たせようとしたらその部分ではカスタネットが最適だった。それをピアノに落とし込んだ結果あの形になった。と言うカラクリだと思ってます これ、好きすぎて高校の時からずっと練習してたんですよね。今は社会人になって風化しましたが...
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
そうなんですね。 フラメンコにカスタネットのカレティージャ奏法があることは事実なので、カスタネットのニュアンスもあると考えて良いと思うのですが…… 本当のところラヴェルが何を考えていたかはラヴェル本人にしか分かりませんが、自分としては「ギターやカスタネットを意識したリズム」という解釈でいいかなと思っています。 もし良ければ、カスタネットではないと考える理由を教えていただけませんか?
@raji0625
@raji0625 5 ай бұрын
サイコパズルの「マスカラ」を分析して欲しいです。よろしくお願いします。
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
リクエストありがとうございます! ご期待に沿えるかわかりませんが、聴いてみます。
@zouwo
@zouwo 5 ай бұрын
44小節はC♯mに対する増6だからAとFのダブルシャープで書かれているのですね。異名同音でいうA7が主和音のC♯mと同時に鳴ることに。 ラヴァルスやダフクロなど、属音と増6(転回して減3)で半音3つぶつけるのはラヴェル作品にたくさん出てくる手癖のひとつですね。
@user-ui9gd9lm6j
@user-ui9gd9lm6j 4 ай бұрын
グロテスクなセレナードも似てるから同じような感じ?
@user-vp8lj2sn5i
@user-vp8lj2sn5i 4 ай бұрын
実際鳴っている音と鍵盤の音が半音違うので、絶対音の耳からは、もの凄く苦しい。 半音ずらすことはできないでしょうか?
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
半音ズレた音は鳴らしておりません…… 服薬やその日の体調等で絶対音感が狂うこともありますので、そうした要因でズレて聞こえるのではないでしょうか。
@user-vp8lj2sn5i
@user-vp8lj2sn5i 4 ай бұрын
@@toydora_music さん 鍵盤を見なければ、 よいということで。 分析にケチをつけているわけではないので。 基本周波数440の絶対音ですから、 半音違って音符だけ見ていれば、 耐えられます、。 服薬は、基本やらないし、 体調に、深刻なものは ありません。 原因はなんであるか、 興味はありますが。 高度な和声分析は、愉しいですね。 フランス和声の特色は、 国民性なのでしょうね。 ドイツ音楽にはないでしょうから。 道化師はオケ版 カラヤンの作品が好きです。 シャブリエのスペインなんかも 面白いですよね。
@toydora_music
@toydora_music 4 ай бұрын
@@user-vp8lj2sn5i そういうことであればよかったです。 不思議な現象ですね。
@user-yc9fj1gy5y
@user-yc9fj1gy5y 5 ай бұрын
フリジアンドミナント・スケール、アラブ音楽でいうところのヒジャーズというマカームと同じ構成音ですね。
@toydora_music
@toydora_music 5 ай бұрын
本当ですね! 同じスケールでアラブっぽくもスペインっぽくもなるのは面白いです。
@user-yc9fj1gy5y
@user-yc9fj1gy5y 5 ай бұрын
@@toydora_music 増二度含んだ音階自体はマケドニアとかにもあるのと、どうやら古いアイルランドの曲にもあったりと、実は似たのがもっとヨーロッパ側にもある気はしております。恐らく中心になる音が違うかもですが
@user-yc9fj1gy5y
@user-yc9fj1gy5y 5 ай бұрын
@@toydora_music あと、思い返すと、スペインはかつてアラブ世界に支配されていた歴史があるので、その頃の名残として音階があったとしても不思議ではなさそうですね
@user-rn1km9mk9v
@user-rn1km9mk9v 3 ай бұрын
こんなにも半音でぶつかっている曲を成立させるためには主音と属音による古典的な推進力が必要だと判断されたのかなと思います
@soryay
@soryay 4 ай бұрын
フリジアンドミナントスケールにハマったみなさんにはラヴェルの弦楽四重奏曲もオススメします。コテコテに旋法まみれです
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