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ミャクミャクも駆け付けお祝いムードで行なわれたのは、開幕まで300日を切っている大阪・関西万博の海外パビリオン引き渡し式です。
海外パビリオンには参加者が全て自前で建設する「タイプA」を始め4種類ありますが、11日引き渡されたのは万博協会が建てた建物を一つの国や地域で使う「タイプB」と複数で共同使用する「タイプC」です。
参加各国の中で最初に引き渡されたのは中東・ヨルダン。サウジアラビアやイスラエルに隣接し、国民の9割がイスラム教徒の国です。塩分濃度が高く身体がふわりと浮く「死海」で知られています。2024年国交樹立70周年を迎えるなど、日本とは深い関係にあるヨルダン。パビリオンのテーマは「未来を紡ぐ」です。
ヨルダンの景色や街並みを再現し、歴史や伝統文化を肌で感じられるイベントも計画されています。
【ヨルダンパビリオン担当者】「ヨルダンは平和な国なのに、危険な国だと思われている。本当のヨルダンを紹介したい」
各国のパビリオン建設が本格化し始めた中、博覧会協会の会長も務める経団連の十倉雅和会長が会場に足を運びました。9割がた完成した大屋根リングの上から会場を見渡し、工事の進捗状況など説明を受けました。
【経団連永井浩二副会長】「リングの壮大さに圧倒された、中のパビリオンも色んな所で狭苦しくと言っていいほど立ちかけている、工事が進捗している」
工事は順調との説明をうけたものの、タイプAと呼ばれる自前でのパビリオン建設を予定している49ヵ国のうち8ヵ国がいまなお建設会社が決まっていないなど、開幕に間に合うのかという課題も残ります。この後、経団連の関西の会員らとの懇談会に臨んだ十倉会長。会場では万博を関西経済活性化のきっかけにしたいという意見が多く聞かれました。
【関経連・永野毅副会長】「万博契機に関西だけでなく全国各地に観光客を呼び込むことは地域経済の活性化の観点からもいいこと。具体的なコンテンツをぴーあるし一人でも多く海上に来てもらえれば」
海外パビリオン引き渡しが機運醸成の転機になるのか、大阪・関西万博の開幕まで276日です。
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