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6年前の九州北部豪雨で、大きな被害を受けた福岡県朝倉市です。今回の大雨は、この被災地にも大きな爪痕を残しました。河川や道路の復旧工事が進む中再び襲った大雨に、住民からは不安の声が聞かれました。
■JA筑前あさくら・合原昌樹さん
「重いですよ。水含んどるけんですね。」
11日、福岡県朝倉市にある大分自動車道杷木インターチェンジ近くのガソリンスタンドでは、流れてきた泥や流木の撤去作業に追われていました。
■合原さん
「6年前がここまで(水が来ていた)。毎年ですよ。慣れちゃいかんでしょうけど。」
朝倉市は、6年前の九州北部豪雨で最も被害が大きく、30人以上が犠牲になりました。旧松末小学校がある山間部は、近くを流れる赤谷川の氾濫で大量の土砂にのみ込まれました。
国は復旧工事を進め、流れてきた土砂をせき止める砂防ダムや川の護岸を整備し、ことし5月に完了したばかりでした。
■樋口淳哉記者
「復旧工事を終えた護岸ですが、道路が崩れ落ち、土砂があらわになっています。」
さらに、6年前の豪雨では被害がなかった場所で、複数の土砂崩れが起きていました。朝倉市松末地区の観測では、24時間雨量が500ミリに達していたということです。九州北部豪雨に匹敵する雨が降ったことが、原因の一つとみられています。
松末地区に住む日隈繁夫さんは、この地区の代表として復旧を見守ってきました。
■松末地域コミュニティ協議会・日隈繁夫さん
「作業員が10人ほど、暑い中ロープを上からかけて斜面を整形して、ネットを全部かけていたんです。でも今回の大雨で崩壊した。なんていうのかな、自然の力には、なかなか対処できないというのを少し感じた。」
日隈さんはことし2月に『復興見学会』を企画し、6年前の豪雨でふるさとを離れることを余儀なくされた人たちなど、25人を案内しました。
■復興見学会の様子
「川幅が広くなっています。上流のほうにも堰堤(砂防ダム)がすでに出来上がっています。」
■日隈局長
「1人でも2人でも、安全になった松末に帰ってきていただきたいという思いはあるが、再建しようという人は少ない。」
今回の豪雨では、日隈さんの自宅を含む約15軒の浸水被害があったといいます。
■日隈局長
「これだけやっぱり工事をしていただいても、こういう災害になったということはですね、なんか別の方法を考えないといけない。」
安心して暮らせるふるさとへ、再び襲った大雨で被災地は不安の中、模索が続きます。
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